元F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラを起用し、ブランパンGT耐久シリーズへの参戦を明らかにしているカスペルスキー・モータースポーツは、新たにフェラーリ・ワークスドライバーのジェームス・カラドを起用すると発表した。
WEC世界耐久選手権ではフェラーリの準ワークスチームであるAFコルセでフェラーリ488 GTEを走らせるカラドだが、WEC以外にも世界各地のGTレースに参戦するフェラーリ・カスタマーチームに度々派遣されている。
そのカラドをレギュラードライバーとして迎えるカスペルスキー・モータースポーツは16年、ブランパンGT耐久シリーズやインターナショナルGTオープンに参戦した。
チームは昨年末、17年シーズンに向けてフィジケラとマルコ・チオーチを起用すると発表。カラドは、このふたりとともにスパ24時間を含むブランパンGT耐久シリーズ全5戦にプロクラスから参戦することになる。
「僕たちにとって大きなチャレンジになる」とカラド。
「チームはすでに戦い方を知っているし、経験豊富なチームメイトも一緒だ。素晴らしいシーズンを迎えることができると確信しているよ」
また、フェラーリGT責任者のアントネッロ・コレッタは「プロクラスに参戦するカスペルスキーにカラドとフィジケラを派遣することは、GTレースの世界においてブランパンGTがとても重要な意味を持つことを示している」とコメントした。
なお、チームはプロクラスと同時にプロ・アマクラスにも参戦する予定だ。