スーパーGT300クラスをはじめ、さまざまなレースで活躍してきたレーシングドライバー片岡龍也が、新たにレーシングチーム『T's CONCEPT』を立ち上げ、スーパー耐久のST-4クラスに参戦することになった。
JGTC全日本GT選手権/スーパーGTはもちろん、フォーミュラでも長年活躍してきた片岡は、ドライバーとして自らレースを戦う一方で、近年多くのジェントルマンドライバーのコーチングを行っているほか、FTRS(フォーミュラトヨタ・レーシングスクール)でもコーチとして若手育成を担当。2016年のFIA-F4チャンピオンの宮田莉朋をはじめ、多くのドライバーを育てている。
そんな片岡が、「そのような活動を実行するなかで培ってきた、さまざまな経験を伝えるためのステージを準備する」という目的のもと、新たにレーシングチームを結成することになった。会社組織として『T's CONCEPT』というチームを立ち上げ、スーパー耐久に参戦することになったのだ。
車両はトヨタ86を使用し、メンテナンスは多くの実績を誇るフィールドモータースポーツが担当。ただ、片岡はチーム内では監督業に専念し、ジェントルマンドライバーと若手を中心にしたドライバー構成にするという。また、T's CONCEPTの社員によるメカニック育成も予定しているとのこと。
「自身初めての挑戦となりますので、容易ではないことは想像できます」と片岡。
「ジェントルマンドライバーとヤングドライバー編成における、“楽しみながらも学ぶべくフィールドのあるチーム”を目指し精進させていただきます。皆様の温かい応援を頂ければ幸いです」
ズバリ、T's CONCEPTのコンセプトは『楽しく!』だ。大いに盛り上がりをみせているスーパー耐久ST-4クラスに、新しい風を吹きこんでくれそうだ。