ドコモヘルスケアが2月9日に発表した、ウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」を使った調査結果で、男女ともに恋人がいる人ほどゆっくりと歩いていることが明らかとなった。
調査は2016年3月から12月にかけて、「ムーヴバンド3」を利用している 20 代~70 代の男女 387 人を対象に実施。普通歩行歩数、早歩き歩数、走行歩数データおよびアンケート調査を集計・分析した。
調査結果では恋人がいない男性ほど早歩きし、女性は走る傾向
1日の早歩き歩数の平均値を比較すると、恋人のいる男性が1802歩だったのに対し、恋人がいない男性では2482歩と、680歩の差があった。また、恋人のいる女性が1520歩だったのに対し、恋人がいない女性は1581歩と、61歩の差が見られた。男女とも、恋人がいない人はいる人に比べて早く歩いていることがわかった。この傾向は、特に男性に強いようだ。
同様に1日の走行歩数の平均値を比較すると恋人のいる男性が186歩、いない男性が284歩だった。一方、恋人がいる女性の走行歩数が55歩、いない女性が132歩という結果だった。恋人がいない男性はいる男性の1.5倍、恋人がいない女性はいる女性の2.4倍も走っていることになる。
さらに、普通歩行歩数では、恋人がいる人の方がたくさん歩いていることがわかった。恋人がいる男性は5783歩なのに対し、いない男性は5098歩。恋人がいる女性は5331歩、いない女性は5172歩だった。
男女ともに、恋人がいると普通歩行歩数が増えるが、走行歩数と早歩き歩数が減少している。調査を行ったドコモヘルスケアは、
「恋人がいると走行や早歩きの割合が減り、その分パートナーに合わせて歩く速度を緩めて歩く機会が増えていることが推察されます」
と分析している。特に普通歩行歩数の増加については、恋人がいる男性に顕著だったことを考えると、恋人ができることでパートナーである異性と過ごす時間が増え、相手の歩幅に合わせるなど、気持ちにゆとりが生じるためと言えるかもしれない。