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ニック・キャシディ、ル・マン参戦の意思明かすも「当面は日本での活動に集中」

2017年02月10日 13:02  AUTOSPORT web

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「当面は日本でのレース活動に集中する」と語ったニック・キャシディ
2017年、スーパーGTと全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するニック・キャシディは、当面、日本でのレース活動に集中するとコメント。現時点ではル・マン24時間耐久レース以外に、興味を抱く海外カテゴリーはないと語った。

 キャシディは15年、山下健太とのチームメイトバトルを制して全日本F3選手権のチャンピオンを獲得。昨年はスーパーGT500クラスにau TOM'S RC Fから参戦したほか、ヨーロピアンF3にもプレマパワーから参戦した。

 しかし、17年はスーパーGTとスーパーフォーミュラという日本のトップカテゴリーに集中。現時点で海外レースへのフル参戦はアナウンスされていない。

「当分の間、日本でのレース活動に集中していくつもりだ」とキャシディ。

「日本の文化が好きだし、楽しみながらスタッフと働いている。それにスーパーフォーミュラはF1を除けば、最速のカテゴリーだからね」

「去年はGT500デビューを果たした飛躍の年だった。今年は、スーパーフォーミュラにも参戦するから最高としか言えないよ」

「スーパーGTとスーパーフォーミュラは、世界でも屈指の選手権だと思っている。参戦しているドライバーもプロフェッショナルばかりだからね」

 日本以外のレースで、参戦したいと感じるカテゴリーを問われたキャシディは「ル・マンに(LMP1クラスで)参戦し総合優勝争いを繰り広げてみたいという気持ちはある」と応じた。

「複数人でマシンをシェアし、トラフィックを処理しながら長いレースを戦う。僕がスーパーGTでやっていることを同じだと思うんだ。マシンはよりパワフルでダウンフォースがあるけどね」

「参戦するチャンスがあるのであれば、LMP2でも構わない。ただ、ル・マンに参戦できなくても、現状には充分満足しているんだ」

 なお、キャシディはスーパーフォーミュラ初年度の成績を「楽観的には考えていない」という。

「シーズン中、どこかでポイント争いに絡むことができればいいね。もちろん、それ以上の成績を残したいとも思うけど、まずはひとつずつ進めていきたい」

「去年のストフェル(・バンドーン)やセキグチ(関口雄飛)の戦いを見ていると、ルーキーイヤーでもチャンピオンを争えると考えたくなるのも分かる」

「だけど、まずは目の前のことに集中していくべきだと思うんだ。もちろん、どのレースも勝つために戦っているけれど、現実的な考えも持つべきだ」