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“90年も早く目覚めた”クリス・プラットが絶望的な表情に 『パッセンジャー』本編映像

2017年02月10日 10:03  リアルサウンド

リアルサウンド

『パッセンジャー』

 3月24日に公開される映画『パッセンジャー』より、本編映像が公開された。


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 本作は、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のモルテン・ティルドゥム監督が手がけたSF映画。人類史上かつてない移住計画のため、豪華宇宙船アヴァロン号で目的地の惑星に到着するまで120年間冬眠装置で眠る5000人の乗客の中で、90年も早く目覚めてしまったエンジニアのジムと作家のオーロラの愛と運命を描き出す。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラットがジム役、『ハンガー・ゲーム』シリーズのジェニファー・ローレンスがオーロラ役をそれぞれ演じるほか、『クィーン』のマイケル・シーン、『マン・オブ・スティール』のローレンス・フィッシュバーンが共演に名を連ねる。


 このたび公開されたのは、プラット演じるエンジニアのジムが長い眠りから目覚めた直後の本編映像。冬眠から目覚めたジムは、船内のパノラマ・エリアと呼ばれる部屋に入り、「もうじき着陸だろ」と言葉を発するが、宇宙船内のシステムから「到着まで90年」という衝撃の事実を知らされる。


 “壊れたものは即交換する”時代になった地球を後にし、自分の技術力が役立つ場所を求めて宇宙船に乗ったエンジニアのジムについてティルドゥム監督は、「ジムは“使えなくなった物は捨てる”という世界に違和感を抱いているんだ。使い捨ての世界の中で、自分の存在価値が廃れてしまったように思っている。思いやりの心や育てる心が強い人物なんだ」とジムのキャラクターについて説明する。


 そんなジム役を演じたプラットは、「宇宙で孤立した2人の空間は孤独感に溢れている。でも同時に、そこには普通の物語にはないような愛が同居しているんだ」と、ジムがその後に出会うオーロラとの極限状況を解説。オーロラ役のローレンスも「ジムとオーロラが直面するのは想像を超えるような極限的な状況。でも、それが普通ではないからこそ2人の愛が強調されるの」とコメントしている。(リアルサウンド編集部)