NASCARは2月8日、2017年シーズンからレース中にクラッシュした車両の途中復帰に関するレギュレーションを厳格化すると発表した。
レギュレーションの厳格化は、不完全な状態のマシンがレースに復帰することで、さらなるアクシデントや事故を誘発することがないように実施されるもの。
この新しいレギュレーション下では、クラッシュ後、1度ガレージに戻って修理されたマシンは、当該レースに復帰することができなくなる。
今後、レース中にマシンの修復作業を行えるのはピットレーン上のみ。ここで作業に5分以上かかった場合はリタイア扱いとなる。
修復作業として認められるのは、破損し取れかかっているパーツをガムテープや追加のネジなどで修復、補強する行為のみ。ボディパネルを新しいものに取り替えることはできなくなった。
なお、他車との接触が原因ではないメカニカルトラブルに関しては、ガレージで修復作業が可能でレースへも復帰できる。
また、今シーズンからピットレーンで速度違反を犯したドライバーや、ピット入り口のラインをカットしたドライバーには15秒のタイムペナルティが与えられることとなった。