スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するドゥカティのワークスチーム、Aruba.it レーシング-ドゥカティがイタリアで2017年のチーム体制発表を行なった。
17年はチャズ・デイビスのチームメイトにマルコ・メランドリが加わり、ドゥカティ・パニガーレRで参戦する。デイビスは29歳のイギリス人ライダー、14年よりドゥカティワークスに加入し、15年にSBKランキング2位、その翌年には同3位を獲得している。
デイビスは「新しいシーズンの始まりは、つねにエキサイティングだ」と語る。
「僕たちはゼロからスタートする準備ができている。Aruba.itとドゥカティはバイクを改善するためにあらゆるサポートをしてくれる。目標に向けて毎日前進しているが、まだベストではないよ」
メランドリは34歳のイタリア人ライダーで、1998年に世界GP125クラスにデビューするとトップライダーとして活躍。02年に世界GP250クラスチャンピオンを獲得し、03年よりMotoGPクラスに参戦を開始した。
05年にはバレンティーノ・ロッシとタイトルを争い、ランキング2位を獲得するが、以降は苦戦を強いられた。しかし、11年にSBKに転向すると初年度でランキング2位を獲得するなど、SBKではトップライダーとして活躍した。なお、メランドリのシリーズ参戦は14年シーズン以来のこと。
「このチャンスはとてもエキサイティングだ。パニガーレRとチームはスタートから素晴らしく、周回を重ねるごとに新たなアドバンテージが見つかり、トップに近づいている」とメランドリ。
「SBKでは、これまで以上に競争が激しくなるだろうから、結果を予想するのは難しいが、フィリップアイランドでレースがスタートする瞬間が待ち遠しいよ」
「ライバルを打ち負かすのは簡単ではないが、できるだけ早く準備を進めて行きたい」