元アウディLMP1ドライバーのフィリペ・アルバカーキが、ユナイテッド・オートスポーツからELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに復帰参戦する。
アルバカーキは2014~15年にJotaスポーツからELMSに参戦し、2勝をマーク。2年ぶりのシリーズ復帰となる17年は、ユナイテッド・オートスポーツのリジェJS P217・ギブソンを駆りLMP2クラスに挑む。
チームメイトは、フォーミュラ・ルノー・ユーロカップで優勝経験のあるヒューゴ・デ・サドリーエと米国のプロ・マツダ・チャンピオンシップで活躍するウィル・オーウェン。
アルバカーキは「ユナイテッド・オートスポーツは経験豊富なチームだから、加入できたことを本当に嬉しく思うよ」と語る。
「このチームは昨年、LMP3クラスのELMSタイトルを獲得した。勝つために何をすればいいのか熟知しているんだ」
チームの共同オーナーであるリチャード・ディーンは、アルバカーキについて「私たちが探していた理想的なドライバーだ」とコメント。
「彼にはふたりの若いドライバーの力を引き出す能力がある。これが起用する決め手になったんだ」
同チームは2月2日に発表された第85回ル・マン24時間レースのエントリーに名を連ねた。また、ELMSではLMP2プログラムと同時にLMP3クラスにも参戦し、リジェJS P3・ニッサンでタイトル防衛に挑む。
アルバカーキは昨年、WEC世界耐久選手権のLMP2クラスにRGRスポーツ・バイ・モランドから参戦。ブルーノ・セナ、リカルド・ゴンザレスとともにシーズン2勝を挙げ、シリーズ終盤までシグナテック・アルピーヌとタイトル争いを繰り広げた。