神山健治監督のアニメーション映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』のスピンオフ作品『エンシェンと魔法のタブレット~もうひとつのひるね姫~』が、3月上旬からHuluで配信される。
3月18日から全国公開される『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は、2020年の東京オリンピックを3日後に控えた夏の日を舞台にした作品。岡山で暮らす昼寝好きの女子高生・森川ココネが繰り返し見る夢をきっかけに、彼女の知らない家族の秘密が明らかになるというあらすじだ。主人公のココネ役の声を高畑充希、ココネの父・モモタロー役を江口洋介が演じる。
スピンオフ作品となる『エンシェンと魔法のタブレット~もうひとつのひるね姫~』は、ココネの夢の中に現れるエンシェンの冒険を描く物語。ココネが幼い頃に聞いていたおとぎ話にまつわる秘密や、その秘密に隠されたモモタローの想いが明かされる。
高畑がココネ役とエンシェン役を演じるほか、江口がエンシェンと行動を共にする若者ピーチ役とモモタロー役の2役を演じる。また映画で自動車会社の取締役・渡辺を演じている古田新太と、会長役を演じている高橋英樹が、スピンオフ作品ではそれぞれ異端審問官・ベワン役、ハートランド王役を演じる。監督は映画と同じく神山が務め、脚本を土城温美、コンテ・演出を佐野隆史、アニメーション制作をシグナル・エムディ、IMAGICAイメージワークスが担当する。
■高畑充希のコメント
ココネとエンシェン。2人の女の子を声だけで演じ分ける、と聞いた時はかなりアタフタしてしまいましたが、神山監督がそんなに無理して変える必要はないです、と言ってくださったので、安心してアフレコすることができました。ココネにはココネの、エンシェンにはエンシェンの正義を大切に。楽しく演じさせていただけて、幸せでした。
■江口洋介のコメント
モモタロー/ピーチの二役の演じ分けは意識せずに、すんなり演じられたと思っています。
実写の撮影とは違って、画コンテを見ながら声を入れていく作業でしたので、とても新鮮で面白い経験になりました。
声だけで表現することがクセになるかもしれません