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【大胆発想に仰天せよ】オランダ発、雨水でビールを造る試み!都市部の洪水問題を防ぐ役割も

2017年02月08日 17:03  Techable

Techable

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環境問題への意識が高まる中、オランダで自然環境を活用したユニークな試みが取り組まれているようだ。

「Hemelswater」というもので、これはオランダ語で“天国の水”という意味。
・都市では洪水問題に悩む
オランダは海抜が低いため、都市部などでは豪雨による浸水や洪水が社会問題のひとつとなっており、アムステルダムの“Rainproof”も豪雨による被害対策のために設立されたプロジェクト。
・雨水でビールを造る!
「Hemelswater」もこれに参加しており、“De Prael brewery”とパートナーシップを組んで、「雨水でビールを造る」という画期的な試みを進めている。

チームでは街の各所に雨水を集めるタルを設置。集めた雨水は、バクテリアを除去するため細菌濾過処理され、煮沸することで衛生的な醸造プロセスを実現。
・1000リットルの雨水で初のビール完成
集めた雨水は、2016年5月時点で1000リットルにも及び、初の“雨水製ビール”ができ上がったという。

ビールは“Code Blond”という名前で、1ボトル2ユーロ(約240円)。市内各所のバーで注文できる。
・タルが満水になったら自動で知らせるシステムも
チームとしては将来的に、タル内部にセンサーを搭載させ、満タン状態になると自動で知らせるシステムを構築し、より多くのタルを設置していきたい意向だ。

大胆かつ奇抜なアイデアで環境問題を解決しようという、何ともユニークな取り組みといえよう。

Hemelswater