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WRC:FIA、17年型フォルクスワーゲン・ポロR WRCの参戦を認めず

2017年02月08日 10:52  AUTOSPORT web

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フォルクスワーゲンが開発していた17年型ポロR WRC
FIAは現地火曜日、WRC世界ラリー選手権にフォルクスワーゲンの17年型ポロR WRCが参戦することを認めないと決定した。

 昨シーズン限りでシリーズから撤退したフォルクスワーゲンは、開発を進めていた17年型マシンをプライベーターへ供給することを要望。ホモロゲーション申請締切日の1月1日以降も、FIAと交渉を進めていた。

 1月に行われた第1戦モンテカルロの現場では、FIAとシリーズにワークス参戦する各チームが話し合いが行われたが、最終的にFIAは17年型ポロR WRCのホモロゲーションを承認しないと判断した。

 フォルクスワーゲン・モータースポーツを率いるスベン・スミーツは「カスタマーチームからの要望を受けて、FIAと話し合いをしていた」と語る。

「プライベーターとして参戦するチームやドライバーに17年型ポロR WRCをレンタル可能かどうか、そして期日を過ぎた後にホモロゲーションを取得できるかどうか、FIAに確認していた」

「しかし、最終的に現行のWRCレギュレーションでは、要望は受け入れられないと判断された」

「我々は、この決定を受け入れる。また、このプランに興味を持ってくれていたカスタマーチームには申し訳なく感じている」

「そして、最後まで建設的な議論をしてくれたFIAには感謝を伝えたい」

 なお、今回の決定は17年型ポロR WRCの供給に限ったもの。シリーズ4連覇というフォルクスワーゲン黄金時代を築いた16年型ポロR WRCのカスタマー供給については可能性が残されている。