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スーパーGTセパンテスト:3日目はスコールに見舞われ混乱も、トムスが好調さ持続

2017年02月08日 05:12  AUTOSPORT web

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セパンテスト3日目もベストタイムをマークしたLEXUS TEAM au TOM'Sの36号車LC500
2月6日に1日のインターバルをおいて開催されたミシュラン主催のスーパーGTタイヤテスト3日目は、2月7日に気温/路温ともほぼ30℃という比較的低いコンディションでスタートした。9時に各車がコースイン。照りつけるような日差しはないが湿度が高かった。

 各陣営のピットには、新たな人影が見受けられた。レクサス勢では、レクサスLC500の開発車両093号車に大嶋和也、トムス36号車には伊藤大輔新監督が登場。ニッサン系チームではバサースト12時間を終えてマレーシア入りした千代勝正(ニスモ開発車230号車)とヤン・マーデンボロー(インパル12号車)。さらにはKONDO RACINGの近藤真彦監督も姿を現した。

 セッション開始40分ほどでインパル12号車のドライバーが安田からマーデンボローに交代。どうやらインパルへの加入が濃厚となった模様だ。初めてのGT500車両の2017年モデルのステアリングを握り、初めてのコースを学習するようにていねいにラップしていった。

 このセッションで1分50秒482というトップタイムをマークしたのは、トムス36号車の中嶋一貴。2時間を過ぎキャシディに交代した直後に雨がポツポツと落ち出した。たちまちスコールはコースを襲い、あっという間にヘビーウエットのコンディションに。各車ピットインし、そのままこのセッションは終了となった。

 2番手につけたニスモの23号車はロニー・クインタレッリが、レクサスの開発車093号車は石浦宏明がドライブし、安定したラップを刻んだ。

 午後のセッションは13時30分にスタート。しかし開始20分でまたもやスコールに見舞われた。各車ウエットタイヤに履き替えてセッションは再開。093号車は石浦と大嶋が、トムスの36号車は平川亮、坪井翔、そして伊藤大輔がドライブ。坪井に関しては現在のところ何もアナウンスはない。

 14時20分ごろ、36号車の平川が最終コーナーの水に乗り直進してストップ。赤旗が掲出され10分ほどの中断となったが、マシンに大きなダメージはなかった。ハーフウエットコンディションで躍進を見せたのがホンダNSX-GT勢。2番手に無限の16号車(ヨコハマ)、3番手に開発車両の99号車(ブリヂストン)、4番手にNAKAJIMA RACINGの64号車(ダンロップ)がつけ、ウエットコンディションにおける安定感をみせた。

 15時50分ごろ、2コーナーにおいてトヨタ・チーム・タイランドの35号車86 MCが駆動系トラブルで動けなくなり、赤旗が掲出され10分の中断。その後に魅せたのはインパル12号車を駆るマーデンボロー。コースが乾かずタイムアップする車両が少ないなか、唯一1分58秒台のタイムを叩き出してこのセッションのトップに立った。17時半終了予定の午後のセッションは、コースコンディションが改善されないと判断され予定より30分早くチェッカー。明日は午後のセッションスタートを30分早めて行われることとなった。

スーパーGTセパンテスト 3日目タイム
PosNoCarAMPM136レクサスLC500*1'50.4821'59.922223ニッサンGT-R*1'50.5921'59.4043093レクサスLC500*1'50.7292'00.539424ニッサンGT-R*1'50.7302'02.789599ホンダNSX-GT*1'51.0341'59.9936230ニッサンGT-R*1'51.1372'01.777712ニッサンGT-R*1'51.2421'58.613864ホンダNSX-GT*1'51.4232'00.375916ホンダNSX-GT*1'51.6861'59.7981060レクサスRC F GT3*2'02.0002'07.0361135トヨタ86 MC*2'02.2352'20.267