2017年から新たにスタートするGT3/GT4カー中心のレース、ブランパンGTシリーズ・アジア。新シリーズ立ち上げに向け、2月に入ってもエントリーが増えている。
ブランパンGTアジアは、ヨーロッパで大成功を収めているブランパンGTシリーズのアジア版。2017年からSROモータースポーツ・グループのオーガナイズにより、マレーシア、タイ、中国、そして日本では鈴鹿、富士の2戦と、全6戦が予定されている。シリーズは輸送のパッケージングや年間賞金総額30万ドルなど、魅力的な参戦条件を掲げている。
すでに1月の段階でエントリーは10台を超えていたが、1月下旬からポルシェ・ケイマンGT4・クラブスポーツMRでエントリーする香港のTTレーシングをはじめ、日本人ドライバーたちとも縁が深い台湾のトップスピード・レーシングもケイマンGT4でエントリーした。
また、アジアン・ル・マン等のレースで活躍するスピリット・オブ・レースSAも2台のフェラーリ488 GT3をエントリー。マッシミリアノ・ワイザーやダビデ・リッツォ等、フェラーリの経験が長いドライバーを起用する。さらにセパン12時間にも参戦した、T2モータースポーツもフェラーリでのエントリーが発表された。
これでブランパンGTシリーズ・アジアは15台を超えるエントリーを集めている。今後20台を超えることになれば、GT3のレースとしては非常に見応えが高まりそう。“本家”であるヨーロッパからの注目も高まるかもしれない。