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スギちゃん、髭男爵、クールポコ。“一発屋芸人”たちの動画が今でも意外に笑える

2017年02月07日 11:04  Techinsight Japan

Techinsight Japan

一発屋芸人スギちゃん、髭男爵、クールポコ。の動画公開
華々しくブレイクして一世を風靡したものの、いつしかメディアであまり見かけなくなってしまった“一発屋芸人”。その中のひとり、“スギちゃん”は、持ちネタ「ワイルドだろぉ」が2012年の『新語・流行語』年間大賞を受賞するほど、当時の勢いはすごいものがあった。ほかにも「ルネッサ~ンス!」でブレイクした“髭男爵”と「な~にぃ~!? やっちまったな!」でおなじみの“クールポコ。”も「一発屋」と呼ばれるが、今それらのネタを見ても意外に結構笑えるものだ。これら3組が出演した動画が公開中だ。

【動画を見る】

動画『一発屋芸人 VS 漂白剤』()では、冒頭に「一発で消えてしまうのか?」の文字が大きく表示されるのが皮肉だ。「衣類の汚れが漂白剤によって一発で消えるのか」と「ブレイクしたお笑い芸人が一発のギャグで消えるのか」とかけている。ここで3組は、トレードマークとなっている「自身の衣装」と「漂白剤」とを戦わせることになる。


スギちゃんは、ワイルドに袖をカットしたお馴染みのノースリーブのジージャンを漂白剤とともにドラム式洗濯機に“ワイルドに”ぶち込む。髭男爵は、いつものようにネタのオチで2人でワイングラスをカチンと合わせたときに、ひぐち君の白いシャツに山田ルイ53世がワインを派手にぶっかけてしまう“お約束の展開”に。そのワイン染みと漂白剤を戦わせる。そして、クールポコ。は、一度も洗濯したことがないという猛烈なニオイを発するせんちゃんのエプロンがターゲットだ。しっかり杵と臼を持参して、餅つきをしながらのネタも披露する。


“一発屋”の代名詞となっている感があるダンディ坂野は、テレビに出演する機会はそれほど多くなくても、営業や地方でのCM出演で、実は今もブレイク時と月収が変わらないと告白している。お笑い界でスターを目指している芸人たちは山ほどいる。その中で一発であってもネタをヒットさせるのは至難の業だ。それを考えれば、彼らのネタはそれだけ卓越したものなのではないだろうか。そしてブームが去っても、それらのネタは一種の安心感や懐かしさも相まって、今でもクスッと笑わせてくれるのだ。



(TechinsightJapan編集部 関原りあん)