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恒例の“対決”に3つの『初』が追加。今年の鈴鹿ファン感謝デーはさらにバージョンアップ

2017年02月06日 18:42  AUTOSPORT web

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毎年恒例、“永遠のライバル”星野VS中嶋が今年も実現した
3月4日と5日の2日間にわたり鈴鹿サーキットで開催される、『2017 モータースポーツファン感謝デー』。今回は恒例のイベントに加え、3つの『初』企画が追加され、シーズン開幕を待ちわびるモータースポーツファンのテンションを高めてくれそうだ。

■今年も開催。永遠のライバルふたりによるガチンコ対決は、F1マシンを使用

 毎年大いに盛り上がる名物イベントである『永遠のライバル対決!星野一義vs中嶋悟』は今年も開催。現役引退後もチーム監督としてしのぎを削るふたりは、第1回目の対決となった2012年以来、お茶目なハプニングあり、現役時代さながらのガチンコバトルありと、数多くの名&迷場面を繰り広げて会場を沸かせてきた。

 今回の対決では、2013年以来4年ぶりにF1マシン、ティレル019が使用されるほか、『初』となる、2人が同じマシンを使ったイコールコンディションでの対決となる。例年どおり東コースを使用し、2日両日行われるこのレースは来場者必見のイベントだ。

■亜久里VS土屋、禁断(?)の初バトルと、アレジ親子の跳ね馬対決が実現

 今回のファン感謝デーでは、前述の“星野vs中嶋”のほかに、モータースポーツファンが胸躍らせる豪華な『初』対決が企画されている。1月に新たな試みとして発表され、話題を呼んだ『「初対決」鈴木亜久里vs土屋圭市 禁断のGT300バトル』は、スーパーGTで活躍するARTAの代表/監督を務める鈴木亜久里、そしてエグゼクティブアドバイザーの土屋圭市によって争われる。

 そんなふたりの対決は、スーパーGT300クラスの車両を使用して争われる。亜久里がドライブするのは、2015年までGT300クラスを戦ったARTA CR-Z GT。一方、土屋がドライブするのは、最新のFIA-GT3車両であるARTA BMW M6 GT3。F1で表彰台に立った亜久里と、ル・マン24時間でクラス優勝を果たした土屋のガチンコ対決が実現するのもファン感謝デーならでは。

 また、ジャン・アレジとジュリアーノ・アレジの親子対決がふたたび実現。今回はフェラーリが開催するワンメイクレース『フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ選手権』で使用されているフェラーリ458チャレンジのマシンで戦いが行われる。鈴鹿での同一マシンでの『初』対決は、昨年以上に熱が入る戦いとなりそうで、父子ともに縁の深いフェラーリでの対決を目に焼き付けたい。

■スーパーフォーミュラのデモレース開催。GP2王者ガスリーの走りを見逃すな

 レース界のレジェンドたちやその息子による対決だけではなく、2017年のスーパーフォーミュラに参戦する全ドライバーによるデモレースも予定されている。

 『SUPER FORMULA オープニングラップ』と題し行われるこのレースは、ファン感謝デーの期間中に毎年開催されており、新シーズンを占ううえで重要なイベントといえる。すでに参戦を表明している2016年のGP2王者ピエール・ガスリーも『初』走行予定で、国内トップドライバーたちとの間で展開されるであろう激戦のプロローグをお見逃しなく。

■鈴鹿8耐を沸かせたレジェンドマシン5台がデモ走行。90年代から2000年代の興奮が蘇る

 4輪ファンだけでなく2輪ファンが楽しめるイベントも多く開催さるのも、ファン感謝デーの特徴。そのなかで注目なのが、鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝したレジェンドマシン5台によるデモ走行だ。

 走行する車両は、1995年、1997年、1999年に活躍した3台のホンダRVF/RC45とVTR1000SPW、CBR1000RRWの全5台。RVFは岡田忠之、伊藤真一、宇川徹といった日本のレジェンドライダーとともに圧倒的な強さを誇ったマシンで、鈴鹿8耐では6戦5勝を飾った。

 そして、鈴鹿8耐でホンダ8連覇という前人未到の記録に貢献したVTR1000SPW、CBR1000RRWも登場。V型2気筒と直列4気筒の1000ccエンジンサウンドが鈴鹿で蘇る。

■ニューマシンの走りを一足先にチェック。スーパーGT500クラスに参戦する3メーカーのニューマシンがデモランを実施

 2017年シーズンからGT500クラスに導入される3メーカーのニューマシン、レクサスLC500、ニッサンGT-RニスモGT500、そしてホンダNSX-GTの3車種が揃い踏みし、『初』となる2017型マシンの3メーカー3台によるデモランを行うことが決まった。3メーカーとも新たなシーズンに備え、すでに走行テストを重ねているが、大勢のファンの前で走行する姿をお披露目するのは初めてのこと。

 新型GT500マシンの走りやエクゾーストノートを、一足先にチェックできる貴重なチャンスをお見逃しなく。

 これらのほか、アイルトン・セナが駆ったマクラーレン・ホンダMP4/5をはじめとした、ホンダエンジン搭載F1マシンの展示と搭乗体験なども楽しむことができる。加えて、同日3月4日にオープンする『Newチララのハローガーデン』では、お子さまも楽しめるアクティビティが盛りだくさん。『初』モノづくし企画が満載の3月4日と5日は、鈴鹿サーキットでモータースポーツを存分に楽しめること請け合いだ。