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WTCC:ジョン・フィリッピがSLRへ移籍。「シトロエンは手堅い選択」

2017年02月06日 11:02  AUTOSPORT web

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2017年、セバスチャン・ローブ・レーシングへ移籍するジョン・フィリッピ
2016年シーズン、カンポスからWTCC世界ツーリングカー選手権に参戦したジョン・フィリッピが、セバスチャン・ローブ・レーシング(SLR)へ移籍。17年はシトロエンCエリーゼWTCCをドライブする。

 フィリッピは、14年にWTCCへ初参戦。カンポスのセアト・レオン1.6TでTC2クラスを戦った。

 直近の2シーズンはシボレーRMLクルーズTC1をドライブ。16年はドライバーズランキング17位、ハンガロリンク戦のレース1で獲得した8位フィニッシュがベストリザルトだった。

 そんなフィリッピがSLRへ移籍。シトロエンのワークス活動終了により、今年からプライベーター車両となるCエリーゼWTCCをドライブする。

 SLRは17年、フィリッピとトム・チルトンのコンビで、昨年メディ・ベナーニがもたらしたインディペンデント・トロフィー防衛に挑む。

「僕はグリッド上で最高のチームのひとつに加入する」とフィリッピ。

「これまで積み重ねてきたキャリアを考えれば、類のないチャンスだ」

「TCRやブランパンGTシリーズへの参戦も視野に入れていたけれど、ようやく努力が実った。シーズン開幕をいい形で迎えられそうで、満足だよ」

「これまでWTCCは何度か苦難に直面しているけれど、今でもレベルの高い選手権だ。メディア戦略も巧みだし、参戦しているドライバーも強者ばかりだからね」

「間違いなく、シトロエンCエリーゼは過去3シーズンで最高のマシンだね。シリーズにデビューした時から、チャンピオンシップを制圧してきた」

「もちろん、(17年シーズンに)ワークス体制で挑むチームは開発スピードも速いだろう。ただ、シトロエンは手堅い選択だと思う」

「プロドライバーなら、最初の数周でマシンに適合する必要がある。僕はCエリーゼをドライブした経験は少ないかも知れないけれど、過去3年間の経験を活かしてベストパフォーマンスを引き出す自信がある」

「僕にとって新しい挑戦だけど、素晴らしいチャンスでもあるんだ」

■2017年 WTCCドライバーラインアップ(2月6日時点)
TeamDriverMachineホンダティアゴ・モンテイロ、ノルベルト・ミケリス道上龍ホンダ・シビックWTCCセバスチャン・ローブ・レーシングトム・チルトン、ジョン・フィリッピシトロエンCエリーゼWTCCミュニッヒ・モータースポーツロブ・ハフシトロエンCエリーゼWTCCゼングー・モータースポーツオーレリアン・パニスホンダ・シビックWTCC