2016年のF1チャンピオン、ニコ・ロズベルグが、個人的にはルイス・ハミルトンの新たなチームメイトとしてフェルナンド・アロンソがメルセデスで走るところを見たかったと語った。
ロズベルグは自身初のF1タイトルを獲得した、昨年最終戦の数日後にF1からの引退を発表した。それにより、メルセデスは後任探しに追われたが、1月16日、ウイリアムズのバルテリ・ボッタスと契約したことを発表した。ウイリアムズは、ボッタスの代わりに、昨年末で引退していたフェリペ・マッサを呼び戻し、ランス・ストロールのチームメイトとすることを明らかにしている。
今年はメルセデスチームのアンバサダーを務めるロズベルグは、休暇でスペイン イビサ島を訪れた際に、Marca紙のインタビューを受けた。そのなかで後任について「ボッタスという選択を喜んでいますか? たとえばフェルナンド・アロンソ、マックス・フェルスタッペン、カルロス・サインツといった他のドライバーの方がよかったという考えは? 誰がメルセデスのマシンにふさわしいと思いますか?」という質問がなされ、ロズベルグはいちファンとしてはアロンソに来てほしかったと答えた。
「僕は今は“ファン”だから、その立場から言うと、答えは簡単だ。皆がアロンソがいいと言っていたが、僕も同意見だ」とロズベルグ。
「なぜって、ハミルトンとの間に花火のようなすごい爆発が起きただろうからね」
「ファンとしてはそうなれば楽しい。でもチームにとっては、それではうまくいかない。だから彼らは素晴らしい解決法を見つけ出したと思う」
「ボッタスは速い。ハミルトンはものすごくレベルの高いドライバーだから、彼に勝つのは簡単ではないだろうけど、それが可能だということは僕が証明した」
アロンソとハミルトンは2007年、マクラーレンでチームメイト同士だったが、激しいタイトル争いのなかで関係が悪化、アロンソは契約を打ち切って、その年の終わりにマクラーレンから離脱した。