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ユーザーを追跡しながら移動するバランスボールみたいな自律型搬送ロボット「Gita」

2017年02月04日 11:33  Techable

Techable

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オートバイブランド「ベスパ(Vespa)」を展開するイタリアのメーカー「ピアッジオ(Piaggio)」は、2015年、専門研究開発機関「Piaggio Fast Forward(ピアッジオ・ファスト・フォーワード)」を米ボストンに創設し、自律型モビリティの開発に取り組んできた。

そして、この研究開発機関で開発されたモビリティ第一号が「Gita(ジータ)」である。
・バランスボールみたいな自律型搬送ロボットが誕生
「Gita」は、二輪の自律型搬送ロボット。

高さ66センチのバランスボールのような形状で、最大18キログラムのモノを、最速時速35キロメートルで運ぶことができる。

カメラで撮影された映像から環境の三次元情報とカメラの位置を同時に推定する技術「SLAM」を活用し、Gitaの現在地とユーザーの位置を確かめ、ユーザーの移動速度に合わせて動く仕組みだ。

バッテリーを1回充電するごとに、ヒトの歩行速度で最長8時間走行できるという。
・「モノを運ぶ」をより効率的に
「Gita」は、消費者向けの自動ショッピングカートなどへの利用のほか、倉庫での入出荷業務の効率化など、B2B型の自動化ソリューションとしての需要も見込まれている。

Gita