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2月4日からセパンでスーパーGTテストがスタート。11台が参加へ

2017年02月04日 01:42  AUTOSPORT web

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スーパーGTチームのテントが設営されたセパンサーキットのピットレーン
マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでは、2月1日までMotoGPのテストが行われたが、2月4日からはスーパーGTタイヤテストがスタートする。走行前日の3日、サーキットには多くのGTドライバーが訪れた。

 今回セパンでのテストに臨むのは、GT500車両が9台、GT300が2台ということになりそうだ。ニッサンGT-R勢は、12月のセパンテストにも参加していた230号車、24号車に加えて、日本でシェイクダウンを済ませてきた12号車、そして23号車の4台が参加する。

 ホンダNSX-GT勢は12月から引き続きの開発車両の99号車に加え、昨年12月にもてぎでシェイクダウンした16号車と64号車も運び込まれている。レクサスLC500勢も引き続き開発車両の093号車が持ち込まれているほか、36号車も姿を見せており、今回はこの2台でテストを進めるという。36号車については明日の走行初日が“シェイクダウン”となるようだ。また、093号車については、2日目午後にヨコハマタイヤを装着しての走行枠が予定されているという。

 また、GT300車両は富士でシェイクダウンを済ませている、LM Corsaの60号車レクサスRC F GT3、そして2017年にGT300クラスへのフル参戦が噂されているトヨタ・チーム・タイランドの35号車トヨタ86もテストに姿をみせている。

 この日、サーキットに早い時間から姿を見せていたのは、NAKAJIMA RACINGのベルトラン・バゲット。次いで昼すぎには山本尚貴、伊沢拓也、武藤英紀、中嶋大祐らホンダドライバーが相次いでサーキット入りし、スタッフらと話し込んでいた。レクサス勢では、ジェームス・ロシターも昼過ぎにサーキットに姿を見せている。また、飯田章、吉本大樹もサーキット入りした。

 また金曜の日中に日本から移動し、夕方以降にマレーシア入りしているドライバーも多数いると思われ、明日からはオフのセパンテストとしては賑やかな11台という台数で、2017年の“本格テストシーズン”が幕を開ける。セッションは4~5日の前半2日、そしてメンテナンス日を1日挟んで7~8日と、計4日間で行なわれる。

 2日までは天候があまり良くなかったというものの、オートスポーツ取材陣が現地入りした金曜朝からは、南国マレーシアらしい陽が天高くから照りつける陽気に恵まれたセパン。ジリジリと焼けるような日差しが暑いのはもちろんだが、一方で日陰にいて風が吹いてくると、なんとか涼を感じるレベルではある。今日は突然の雨もなく、明日以降もこの天候が続くならなかなかの“テスト日和”といえそうな陽気だった。

 ピットの設営等は前日木曜までにほぼ完了しており、3日はマシンの整備や、タイヤの準備などに各陣営は追われていた。特にこのセパンでは、7時間×4日と走行時間が非常に長くとられているため、各ピットに準備されているタイヤ&ホイールの数は、かなりの数に上る。もちろん、セパン特有の天候に備え各車レインタイヤもスタンバイされている。

 なお、2月17日(金)発売のオートスポーツNo.1450では、今回のスーパーGTセパンテストの特集を予定している。