マレーシア・セパンで行われたMotoGPオフィシャルテストで転倒し負傷したティト・ラバットがバルセロナで手術を受け、手術は無事成功した。
ラバットは、オフィシャルテスト2日目に11コーナーで転倒し、左膝と右手首を負傷。その日の夕方に飛行機でスペイン・バルセロナに帰国し、2月1日の夜にデグセウス大学病院で2時間にわたる手術を受けた。
検査によると四頭筋腱を痛めているが断裂はしておらず、関節の傷の洗浄と、酷い裂傷および皮膚損失に対する処置が行われたという。
また、右手の第5中手骨骨折をプレートとネジで固定するとともに、橈骨遠位端骨折部分を安定させるためにネジが入れられた。
右足も爪先の骨折のために固定されており、2月15日からオーストラリア・フィリップアイランドで行われるオフィシャルテストへの参加が危ぶまれている。
ラバットは来週月曜日まで入院し、膝の感染症のリスクを最小限に抑えるため、静脈内抗生物質治療を受ける。
マークVDSチーム代表のミシェル・バルトレミーは「良いニュースは、ティトの手術が成功したこと。悪いニュースはもちろん負傷の程度だ」とラバットの容態を次のように語った。
「膝の怪我が一番大きな問題だ。傷口が開いていて感染のリスクが高いから週末の間は入院する必要がある」
「月曜日に医師のさらなる診断を受けた後で、リハビリにかかる時間や、復帰が可能になる時期の現実的な見込みが明確になるだろう」
「我々はティトを知っている。おそらく彼は病院のベッドの上でフィリップ・アイランド行きのフライトをすでにチェックしているだろう。でも彼も現実的になる必要がある」
「MotoGPバイクがかけてくる身体的負荷に十分耐えうる体力を取り戻す前に復帰することは無意味だ」