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お届け先の住所は不要!南アフリカ共和国でGPSを活用した配送サービスがスタート

2017年02月03日 17:43  Techable

Techable

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宅急便はオンラインショッピングの普及などに伴って取扱い個数が増加傾向にあるうえ、再配達に要する負荷も少なくない。

国土交通省によると、宅急便の約2割が再配達されており、このために年間約1.8億時間に相当する労働力が費やされ、年間約42万トンの二酸化炭素が排出されているという。
・GPSを活用し、受取人の現在地に荷物を配送
南アフリカ共和国ケープタウンで2014年に創設されたオンデマンド型配送サービス「WumDrop」は、同国のオンラインショッピングモール「TFG eMall」と提携し、受取人のモバイル端末の現在地に荷物を届ける、新しい配送サービス「Deliver 2 Me」を開始した。

「TFG eMall」で購入する商品について「Deliver 2 Me」を利用する場合、購入時には、配送先の住所を入力が不要。

配送の準備が整うと、購入者のモバイル端末にSMSで通知され、購入者は、モバイル端末が認識する現在地、もしくは、マニュアルで入力する別の場所を配送先に指定し、荷物を受け取ることができる。

「Deliver 2 Me」は、現在、ケープタウン中心部から35キロメートル圏内のみを対象エリアとしており、今後、ヨハネスブルグやダーバンなど、南アフリカ共和国内の他の都市圏にも拡大していく方針だ。
・宅配便の受取方法がより多様に!?
日本でも、コンビニでの受取サービスや宅配ボックスの普及など、宅配便の受取方法を多様化し、利便性を高める取り組みがすすめられている。

「Deliver 2 Me」のようなモバイル端末のGPS機能を活用したオンデマンド型配送サービスも、その手段のひとつとなりうるかもしれない。

Deliver 2 Me