スクーデリア・フェラーリのサードドライバーに就任したアントニオ・ジョビナッツィが、フェラーリSF15-Tをドライブ、F1マシン初走行を経験した。
フェラーリは昨年12月19日、ジョビナッツィを2017年のサードドライバーに採用することを発表した。イタリア出身、23歳のジョビナッツィは、イギリスF3およびヨーロピアンF3でランキング2位を獲得した後、2016年にGP2に初参戦、ピエール・ガスリーとのタイトル争いでわずか8ポイント及ばず、ランキング2位となった。
今年はF1シミュレーターでの作業を行い、テストにも参加する予定のジョビナッツィは、2日、フィオラノでフェラーリF1の2015年型マシンSF15-Tを走らせ、FIAから承認されたテストプログラムに取り組み、シミュレーターと実際のコース走行のデータ比較のための作業に取り組んだ。
「ものすごく興奮した。F1マシンに乗ったのはこれが初めてだったんだ」とこの日の走行を終えたジョビナッツィは語った。
「イタリア人にとって、フェラーリに乗ってピットから出て行くというのは、最高の体験だ」
「テストはとても興味深かったよ。やるべき手順が多かったけれど、チームの皆はすごく親切に助けてくれたから、やりやすかった。チームの全員に感謝したい」
フェラーリは翌3日も2015年型マシンを走らせる予定だということだ。