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“鉄人”バリチェロのル・マンデビュー決定。激戦のLMP2クラスに挑む

2017年02月03日 13:42  AUTOSPORT web

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F1引退後ツーリングカーやスポーツカーレースに参加しているルーベンス・バリチェロ
長年にわたってF1で活躍し、キャリア通算11勝を挙げた“鉄人”ことルーベンス・バリチェロが、第85回ル・マン24時間耐久レースへ参戦することが決まった。バリチェロは、1988年のル・マン24時間を制したベテランドライバー、ヤン・ラマースとともにレーシングチーム・ネダーランドからLMP2クラスに参戦する。

 フランス西部自動車クラブ(ACO)は2月2日、WEC世界耐久選手権の天王山であるル・マン24時間レースのエントリーリストを発表した。

 既報のとおり、すでにバリチェロの加入をアナウンスしているレーシングチーム・ネダーランドは、このなかでLMP2クラスに名を連ねている。

 チームは、ル・マン挑戦に向けてダラーラの新型LMP2シャシー、ダラーラP217を購入。今年から単独供給となるギブソン製エンジンを搭載し、すでに昨年末から走行テストをスタートさせている。

 バリチェロ、ラマースというベテランふたりとステアリングをシェアするのは、チームの支援者でもあるフリッツ・ファン・アードだ。ラマースとファン・アードはヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)へのフル参戦も決定している。

 ラマースは「レーシングチーム・ネダーランドの初戦が注目を集めていると聞き、嬉しく思う」とコメント。
 
「そして、チームにバリチェロを迎えられたことを非常に誇りに思うよ」

 2日に発表された17年ル・マンのエントリーリストによると、バリチェロが挑むことになるLMP2クラスの参戦台数は、昨年の23台から25台へ増加している。

 今回、エントリーが発表された全25台のマシンでは、オレカが最多の15台、リジェ(オンローク)が6台、ダラーラがレーシングチーム・ネダーランドを含む計3台、ライリー/マルチマチックが1台という内訳になっている。