『第20回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)』の受賞者が発表された。
岡本太郎の精神を継承し、太郎の残した言葉である「時代を創造する者は誰か」を問う『岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)』。20回目を迎える今回は、499点の応募作品から26組が入選した。
大賞にあたる「岡本太郎賞」を受賞したのは、山本直樹による『Miss Ile のみた風景』。砂糖でミサイルや都市を表した作品となり、審査員の和多利浩一は「今日性と社会性で優れた作品」と評している。「岡本敏子賞」には井原宏蕗『cycling』、特別賞にはあべゆか『BE GOD.』、井上裕起『salamander [F1]』、黒木重雄『One day』が輝いた。審査員を務めたのは椹木野衣、平野暁臣、北條秀衛、山下裕二、和多利浩一。
なお入賞者と入選者の作品を集めた『第20回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展』が、本日2月3日から神奈川・川崎市岡本太郎美術館で開催されている。