SMPレーシングの代表であるボリス・ローテンブルクは、オフシーズン期間中にルノーF1の代表を務めていたフレデリック・バスールが辞任したことについて触れ、自身が支援するセルゲイ・シロトキンは影響を受けないだろうと語った。
SMPの後援を受けているシロトキンは2016年初めに開発担当としてルノーに加入した。そして昨シーズン末に、当時のチーム代表だったバスールはシロトキンをチームに留め置き、彼にさらなるF1での走行機会を与えたいと語っていた。
バスールが今年初めに辞任したことを受け、シロトキンのルノー内における将来が不安視されたが、SMPレーシングはパートナーシップの継続が保証されたことを明らかにした。
モスクワで行われたSMPの会見でローテンブルクは「彼の計画に変更はない。ルノー内でF1の代表変更があったというだけで、彼に関してはこれまでと何も変わらない」と語った。
「計画はこれまで通りに進んでいく予定だし、我々はまた改めてF1プログラムの詳細を発表するつもりだ」
「バスールとは話し合いをしていたが、今後は新しいチーム代表と会合する予定だ」
「バスールは、ルノーとの関係に何の変更もないだろうと言ってくれたが、我々は新しい代表と会い、契約内容が合意したものと相違ないことを確かめなくてはならない」
2015年と16年のGP2シリーズをどちらも3位で終えたシロトキンは、2018年から世界耐久選手権(WEC)のLMP1-Lクラスに参戦するSMPとダラーラのシミュレーター作業も担当している。