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ラリー初心者向けプログラム充実。TOYOTA GAZOO Racing、参加型モータースポーツのサポート計画を発表

2017年02月03日 05:02  AUTOSPORT web

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多くの台数を集めるナンバー付きワンメイクレース
トヨタ自動車は2月2日、東京・お台場のMEGA WEBで『2017 TOYOTA GAZOO Racing プレスカンファレンス』のなかで『TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race』、『TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race』をはじめとした、参加型モータースポーツへの支援を続けていくと改めてアナウンスした。

 86/BRZレースは、ナンバー付きのトヨタ86 Racing/スバルBRZ RA racingによって争われるワンメイクレースだ。2013年のシリーズ発足以来、毎戦多くの参加者がエントリーし、盛況を誇っている。

 スーパーGTなどで活躍するプロドライバーも数多く参戦する“プロフェッショナルシリーズ”と、アマチュアドライバーのみが参加を許される“クラブマンシリーズ”の2シリーズ制を導入することにより、憧れのプロドライバーとガチンコ勝負を楽しみたいドライバーから、レース初心者のドライバーまで、それぞれの目的に合ったシリーズに参加できるのも特徴だ。

 この86/BRZレースは既報のとおり、17年シーズンも北海道から九州まで全国7ヶ所のサーキットで全9戦が開催され、4月1日のツインリンクもてぎで開幕戦を迎える。

 一方、2000年に始まったヴィッツレースは、トヨタ・ヴィッツRS Racingと国内Aライセンスがあれば誰でも参加することができ、参加者の約半数がモータースポーツビギナーで、女性の参加者も多くみられる。

 加えて、全国各地に参戦をサポートする販売店が存在し、参戦費用も比較的安価であるという、間口の広さと敷居の低さに定評がある人気のワンメイクレースだ。

 こちらも毎戦多くのエントリーを集めており、開催18年目を迎える17年も北海道・東北・関東・関西・西日本の5地区7サーキットで全17戦を開催。毎年、シーズン終了後に行われるモータースポーツファン感謝イベント『TOYOTA GAZOO Racing Festival(TGRF)』で『GRAND FINAL』と題した日本一のヴィッツ使いを決めるレースが行われ、こちらも17年の開催日程はすでに発表済みだ。

■初めてでもOK。参加しやすい1Dayラリー

 17年シーズン、WRC世界ラリー選手権に復帰したトヨタは、サーキットでのワンメイクレースだけでなく、ビギナーが楽しめるラリー競技の開催と、ラリー車両のレンタルサービスなどのサポートを行う。

 国内Bライセンスがあれば誰でも参加可能な間口の広さが魅力の『TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ」は競技以外にも、Bライセンス講習やレベルに合わせたラリー練習会の開催や、ラリー車両のレンタルサービスもあり、初めてのラリー参戦には最適だ。

 そのエントリーのしやすさから参加者は年々増加し、16年は全16戦で、のべ568台が参加。17年シーズンは東西ふたつのシリーズに分け全12戦を予定しており、4月2日に第1戦富士山すそので開幕を迎える。

 詳しいスケジュールやエントリー方法などは、公式サイト(http://toyotagazooracing.com/jp/rallychallenge/)まで。