2017年はスーパーGT連覇に挑戦するLEXUS TEAM SARDの平手晃平とヘイキ・コバライネン トヨタ自動車は2月2日、東京・お台場のMEGA WEBで『2017 TOYOTA GAZOO Racing プレスカンファレンス』を開催し、トヨタ/レクサスの17年モータースポーツ活動について発表したが、これにあわせてスーパーGT500クラスで2016年のチャンピオンを獲得したLEXUS TEAM SARDは、2017年の参戦体制を発表した。
2016年の最終ラウンドとなったツインリンクもてぎでのレースで、第3戦2位、第8戦優勝という成績を残し、逆転で悲願のチャンピオンを獲得したLEXUS TEAM SARD。2017年はヘイキ・コバライネンと平手晃平というコンビはそのままに、ゼッケン1番をつけてタイトル連覇を狙う。
すでにチームはブリヂストンタイヤの継続使用をはじめ、デンソー、神戸製鋼所、MAGNA STEYR、モチュール等、新たなパートナーを含む50ブランド以上とパートナーシップを締結しているという。コバライネンと平手のコンビも3年目を迎え、体制をより強固にしてシーズンに臨むことになる。
「今季もふたたびサードで、栄誉を手にした同じ体制でスーパーGTを戦えることに感謝している。また大きなチャレンジができることに、今とても大きな喜びを感じているよ」と語るのはコバライネン。
「ディフェンディングはもちろん、新しいクルマで最初にタイトルを獲ることは意義深い。まだ僕自身はマシンをドライブしていないけど、コーヘイやコータローさん(田中耕太郎エンジニア)からいろいろテストの様子を聞いている。我々のクルマのシェイクダウンが待ち遠しいね」
「今季は、昨年シリーズ後半がそうだったように、レクサス陣営のなかでも厳しい戦いになると感じている。もちろん他メーカーのライバル勢もまったく侮れない。ほんの僅差で雌雄が決する厳しい戦いが最終戦まで続くと思うので、最後までしっかりと戦い抜きたいね。そして、いつも熱い声援を送ってくれるファンをふたたび笑顔で一杯にしたい」
一方、自身三度目の王座に挑戦するのは平手だ。「今シーズンはまた新たな挑戦ですね。新車での勝利、連覇、自分自身の3回目のチャンピオン獲得と、今シーズンの目標はいろいろありますが、課題をクリアしてコツコツ積み上げていくことで、すべて最後には達成できることですので、シンプルに目の前のひとつひとつの走りに集中して戦っていきます」と意気込みを語る。
「ヘイキとのコンビも3シーズンめとなり、お互いに良く理解して深い絆でつながっているので、自分たちの役割を最大限にしっかりとこなしていけば結果がついてくると思います。テストでは新しいマシンは安定感があって速い印象ですね。実戦では新しい課題が出てくるかとは思いますが、強固な体制が継続されるのでどんな事が起こっても心配ないぐらい信頼感があります」
「今シーズンも最後まで激しく厳しいレースとなると思いますが、ゼッケン1をまとうチャンピオンにふさわしい走りをおみせできればと思います。引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします」