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WTCC王者ロペス、トヨタからWEC挑戦へ「マイクと可夢偉から多くを学びたい」

2017年02月02日 16:22  AUTOSPORT web

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WTCC三連覇を果たしたロペスは、2017年からトヨタでWECを戦うことになった。
トヨタ自動車は2月2日、東京・お台場のMEGA WEBで『2017 TOYOTA GAZOO Racing プレスカンファレンス』を開催し、トヨタ/レクサスの17年モータースポーツ活動について発表したが、このなかでWEC世界耐久選手権のドライバーラインアップに、WTCC世界ツーリングカー選手権で三連覇を果たしたホセ-マリア・ロペスが加わったことが発表された。

 アルゼンチン出身のロペスはフォーミュラ・ルノーV6や国際F3000等のフォーミュラ出身で、2006年はルノーF1のテストドライバーも務めた。その後アルゼンチンに帰国しツーリングカーレースを戦ったが、13年の地元戦でWTCCでデビュー戦勝利を飾った。

 その後はシトロエンに招聘されWTCCをシーズンで戦ったが、圧倒的なパフォーマンスを発揮し、2014年から16年まで三連覇という偉業を飾った。シトロエンがWTCCでのワークス活動を休止した17年からはフォーミュラE参戦、そしてトヨタからWEC挑戦と、新たなフィールドでの活躍を求めることになり、17年は小林可夢偉、そしてマイク・コンウェイとトリオを組む。

「TOYOTA GAZOO Racingの一員になることができて素晴らしい気分だ。僕にとっては夢が叶った気分だし、いまから最初のレースが待ちきれないよ。マイクと可夢偉は偉大なチームメイトだし、彼らから多くを学ぶつもりだ」とロペス。

「LMP1は、WTCCのクルマとは大きく異なっている。でも、僕はこの新しい挑戦を楽しんでいる。TS050ハイブリッドのパワーとグリップは素晴らしいし、トヨタのハイブリッドテクノロジーはとても印象的だ」

「今からWECの最初の経験、そして特別なレースであるル・マン24時間を楽しみにしているよ」