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「妻といるより刑務所の方がマシ」銀行強盗で逮捕の70歳男、予想外に重い量刑の可能性(米)

2017年02月01日 21:04  Techinsight Japan

Techinsight Japan

高齢の男が妻から逃れるための手段として銀行強盗を働く(出典:http://www.kansascity.com)
米ミズーリ州カンザスシティで昨年9月、どこか及び腰で気迫に欠けた高齢者による銀行強盗事件が発生していた。意外な犯行の動機が判明して人々の苦笑と同情を買っていたが、予想外に重い刑が言い渡される可能性があるもようだ。州メディアの『kansascity.com』が伝えている。

昨年9月2日、ミズーリ州カンザスシティのミネソタ・アベニューにある「Bank of Labor」で強盗事件を起こしたローレンス・ジョン・リップルという70歳の男。「私は銃を持っている。お金をよこせ」と書かれたメモを窓口の出納係に渡し、渡された現金2,924ドルを握りしめるとロビーのイスに座り込んだ。現場は警察本部からもすぐ近くで、通報から逮捕まではあっという間であったという。

FBIによるその後の取り調べで、リップルは「妻がガミガミとうるさい。喧嘩ばかりでもう顔も見たくない。彼女と一緒に余生を過ごすくらいなら刑務所に入った方がマシです」などと語ったため世間の同情すら集まった。予備審問でもすべての容疑について事実であると認めたリップル。犯行内容の稚拙さと比較して量刑は意外にも重く、有罪が確定すれば懲役20年の実刑判決および25万ドルの罰金刑が言い渡される可能性もあるそうだ。

しかし保釈保証金が支払われたことから、リップルの身柄はワイアンドット郡拘置所から保釈となり、早々と自宅に戻っていたこともわかった。このたびの出廷には“顔も見たくない”はずの妻を伴っており、一貫性に欠けたリップルについては「そんなだから奥さんがガミガミとうるさくなるのだろう」との声もあがっている。

ちなみに「妻がガミガミとうるさくてストレス」という夫は短命との調査結果がデンマークの医学博士により発表されている。口に出せないストレスから心臓病や脳卒中を発症しやすくなるそうだ。ただし妻の側にもイライラがあることをお忘れなく。フロリダ州ではベッドでやたらと放屁する夫に「うるさいし臭いし、イライラしてさっぱり眠れない」として、55歳の妻がベッドから夫の体を蹴り落として逮捕されている。しかし最初のうちは肘で小突く程度であったそうだ。

出典:http://www.kansascity.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)