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ピンヘッド“幻のドクター姿”も! 『ヘルレイザー1,2,3《最終盤》HDニューマスター版』発売へ

2017年02月01日 19:53  リアルサウンド

リアルサウンド

未公開版ビデオケースに使用された“ドクター・ピンヘッド”の写真。© New World Entertainment Ltd All Rights Reserved 1988

 ホラー映画史に残る金字塔として知られる『ヘルレイザー』シリーズのHDニューマスター版の本編に加え、予告編以外は全て国内初となる638分に及ぶ特典映像を収録した『ヘルレイザー1,2,3《最終盤》HDニューマスター版』が、2月8日に発売される。合わせて特典映像より、最も人気の高いキャラクターである魔道士“ピンヘッド”が、白衣の医師“ドクター・ピンヘッド”となり、主人公の前に立ちはだかる未公開シーンの写真が公開された。


 「血の本」シリーズで世界的センセーションを巻き起こした英国作家、クライヴ・バーカーが監督・脚本を兼任した『ヘル・レイザー』(87)は、その独創性で80年代ホラーに新たな風を吹き込み、世界中で大ヒットを記録。その後、クライヴ・バーカーが製作総指揮に回り、魔道士の正体や地獄の実体を掘り下げ、よりスケールアップした世界観となった『ヘルレイザー2』(88年)、ユニークな魔道士が大挙登場し、ハードロック・サウンドをバックに血肉が飛び交う惨劇を描いた『ヘルレイザー3』(97年)と続編が制作され、屈指の人気シリーズとなった。近年では、クライヴ・バーカー自身が『ヘル・レイザー』をセルフリメイクすることが話題となった。


 この度、公開された病院のシーンの写真は、『ヘルレイザー2』の台本にあったものの本編ではカットされ、未公開版ビデオケースに写真だけが使用されたことで、熱狂的ファンの間でその映像の有無が話題になったもの。ピンヘッド役のダグ・ブラッドレイは、「(物理的問題で)撮影はしなかったが、気のきいたカメラマンがスチール写真だけを撮った」と明かし、映像の存在を否定している(特典ディスク2にインタビュー収録)。しかし、病院のシーンは実際に撮影されており、映像も残っていたことが後に明らかとなった。


 今回、発売される『ヘルレイザー1,2,3《最終盤》HDニューマスター版』では、特典ディスク2の「素材集」にその映像が収録されている。(リアルサウンド映画部)