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FV8 3.5:シート続々決定。AVFはロシア人、フォーテックはメキシコ人ふたりのコンビで挑む

2017年02月01日 14:32  AUTOSPORT web

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AVFから参戦するロシア人コンビ、イサーキャン(左)とオルドチョフ(右)
2016年シーズン、アーデン・モータースポーツからフォーミュラV8 3.5に参戦し、ランキング3位を獲得したエゴール・オルドチョフが、AVFに移籍し同シリーズに継続参戦する。

 16年シーズンに最多勝となる5勝を記録したオルドチョフは、2年間在籍したアーデンを離れ、トム・ディルマンをチャンピオンに導いたスペインのAVFへ移籍した。

 オルドチョフは「AVFに加入できハッピーだ。彼ら(AVF)は16年、高い競争力と一貫性があった。彼らと成功を掴むために戦うのがとても楽しみだよ」と述べた。

「この移籍はタイトル獲得への大きなチャンスになるよ。僕を信頼し、サポートしてくれるSMPレーシングに感謝している。走り出すのが今から待ちきれないね!」

 AVFのチーム代表を務めるエイドリアン・ヴァレスは「オルドチョフと、すでに発表済みのマチボス・イサーキャンというSMPレーシング所属のふたりがチームに所属することになり、嬉しく思っている」

「エゴール(オルドチョフ)の加入により、我々はシリーズ全体のなかでも強力なドライバーラインアップを手にした。ふたりともタイトル争いを展開することだろう。オルドチョフは経験豊かでスマートな才能溢れるドライバーであり、さらに輝きを増した16年シーズンに、シリーズのスタードライバーの仲間入りを果たした」と期待を語った。

■フォーテック・モータースポーツはふたりのメキシコ人ドライバーと契約

 AVFのラインアップ発表の前日となる30日、16年にチームランキング4位を獲得しているフォーテックがドライバーラインアップを発表しており、17年シーズンはフォース・インディアF1の開発ドライバーを務めるアルフォンソ・セリスと、ディエゴ・メンチャーカのふたりを擁し戦う。

 セリスとメンチャーカは、ともにメキシコの大手通信業者テルメックスのサポートを受けヨーロッパでキャリアを重ねている。セリスは16年シーズン、AVFから参戦しランキング11位。メンチャーカはユーロフォーミュラ・オープンから昇格を果たした。

 契約を発表したメンチャーカは「フォーミュラV8に参戦できるなんて、本当にエキサイティングな出来事だよ。プレシーズンテストではとても良い感触を得られたし、もう一度マシンを走らせるのが待ちきれないね」と述べた。

 WECと併催されるメキシコ戦にも触れ「もちろん、みんなが声援を送ってくれるであろうメキシコでのレースは重要な一戦になるし、楽しみだよ!」と述べた。