2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグは、フォーミュラEに興味を惹かれているとしたものの、現時点で参戦するプランはないと語った。
昨シーズン最終戦アブダビGPで自身初のワールドチャンピオンに輝いたロズベルグ。しかし、その数日後に16年限りでF1から引退すると発表し、世間を驚かせた。
F1引退を決断した理由について、ロズベルグは家族との時間を増やすことが目的としたものの、将来的にモータースポーツ界へ復帰する可能性は否定していない。
また、F1引退後もロズベルグはメルセデスでアンバサダーを務めており、そのメルセデスは2018/19年シーズンからフォーミュラEへ参戦する権利を有している。
そのため、一部ではメルセデスのフォーミュラE参戦時にロズベルグがドライバーを務めるのではという憶測が広がっているが、1月30~31日にドイツで開かれたスポーツビジネスサミット『SPOBIS』に出席したロズベルグは、「(フォーミュラEに参戦することは)ないと思う」と噂を否定した。
「フォーミュラEに興味はあるよ。急速に成長しているカテゴリーだからね」
「今後、どういった形で成功していくのか注視したい。まったく新しい方向へ進んでいくだろうから」
「見ていて楽しいよ。フォーミュラEには素晴らしい未来が待っているだろうし、強い興味を持っていることは確かだ」
フォーミュラEのアレハンドロ・アガグCEOは、ロズベルグの決断を「尊重する」としながらも、モータースポーツ界への復帰を望む場合は歓迎するとの意思を示した。
「彼が心変わりしてシリーズ参戦を望む場合、我々は大歓迎する」