SNSは世間に数あれど、それぞれに"色"というものが若干異なっているように思える。
罵詈雑言が多いSNSもあれば、比較的意識の高いユーザーが多いSNSもある。
たとえばあなたは、Facebookに対してどういうイメージを抱くだろうか。個人的な偏見を率直に述べさせてもらうと、あそこは男女ともに仕事のことや、「今日はどこそこでランチしてきたよ」みたいな投稿をするSNSに感じる。
後は、結婚記念日の報告をいちいちしてくるユーザーがいたりとか、婚活アプリの宣伝広告がやたら目立つ印象もある。なんというか、取り繕ったオシャレな生活を自慢しあうようなSNSに感じられて、あまり居心地がよろしくない。僕も以前はやってたけど、めんどくさくなって退会してしまった。(文:松本ミゾレ)
「意識高い系の仕事が出来る自慢」にもウンザリ
先日、ガールズちゃんねるにて「Facebookで嫌だなと思うこと」と題されたスレッドが話題を呼んでいた。投稿者本人は「snowでの自撮りを頻繁にあげる(ような人が苦手です)」と例に挙げている。
snowというのは、自撮りをかわいらしく加工できるアプリのことで、若い女性からオバハンまで、結構やっている人をネットで見かける。時には男性もsnowでかわいく加工された自撮りをアップしているのを見かけるけど、狙いが分からない。
このテーマに対して、様々な意見が寄せられていたので、一部をご紹介していきたい。
「集合写真とか複数人で写った写真とか勝手に載せられる」
「『○○行ってきた~♪』と顔のアップ写メ(一緒に行った友人と) 自撮り載せたいだけでしょ」
「意識高い系の仕事が出来る自慢」
「高級車を自慢してる偽セレブ」
「何投稿しても いいね!してくる人。本当は思ってないだろ!」
許可なく集合写真を勝手にアップする人や、自撮りばかりアップしている人、仕事についての自慢などの投稿(ムダに長文だよね)などは複数人から指摘されていた。
特に多かったのが、子どもの写真。「嫌ならブロックすればいいじゃん」って気になるところはあるけど、他人の子どもの成長なんてどうでもいいと感じている人は結構いるようで、同じような意見は多い。
Facebookは虚飾の殿堂で承認欲求発散ツール! やっててもいいことなし!
前述のように、僕は以前はFacebookをやっていた。しかし、みんながみんな投稿をいちいち"盛る"ので、その承認欲求というか、不特定多数に向けた自己主張がだんだんキツく感じるようになり、退会している。
やってて楽しくないSNSはやめてしまえばいいと思うし、ネットで知り合いとつながっていても、窮屈なことばかりで、特にメリットはない。
しかも、Facebookってたまに「なんでこの人が『知り合いですか?』で表示されるんだよ!」と思っちゃうほど関係の薄い、何年も前にちょっとだけ関係のあった他人まで登場してくることもある。一体どういう仕組みで表示されるのか分からないし、なんか気持ち悪くさえ感じてしまう。
知人の近況を知りたいという目的で、利用を継続しているという人もいるかも知れないけど、それを知ったところで何か得をするわけでもないし、監視をしているようで怖い。第一、相互監視めいたSNSの使い方というのは、あんまり精神的によろしくない。
他人の子どもの成長だとか、仕事についての意識高い投稿だとか、そういうものってムダな情報でしかないし、なんかイラッてなってしまうだけで、ストレスの元だ。
Facebookが楽しいと思っている人だけがFacebookをやり続ければいいのであって、ちょっとでも「はぁ?」と感じることに遭遇したのであれば、それは水が合ってないのだと思って、さっさと退会してしまおう。