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日本人の9割が「日本が好き」と回答 若い年代ほど「アニメ・漫画文化」「和装」に魅力を感じる

2017年01月31日 18:02  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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昨年は「保育園落ちた日本死ね!」という匿名ブログが話題になったが、実際のところ日本という国に対してどう感じている人が多いのだろうか。

マクロミルは1月31日、「日本人から見た"日本のイメージ"調査」の結果を発表。それによると、日本人の9割が「日本を好き」と回答していることがわかった。

調査は、今年1月23日~25日に全国のマクロミルモニタ会員で20歳~59歳の日本国籍の男女を対象に実施。1000人から回答を得た。

日本人の特徴1位「時間に正確」、2位「勤勉」

「日本を好きか嫌いか」を聞くと、「とても好き」(49%)、「まあまあ好き」(42%)と合わせて91%の人が「日本を好き」と回答している。年代別で「とても好き」「まあまあ好き」の合計を見ると、最も高かったのは50代(95%)だった。その後に20代(92%)、40代(89%)、30代(87%)が続いた。

「日本のどんなところが好きか」を聞くと、「治安が良い」(77%)、「四季がある」(77%)、「食(飲み物含む)」(75%)などの回答が上位を占めている。ほかには、「トイレがきれい」(59.8%)という回答もあった。

年代別で日本の好きな部分には差がある。20代・30代での最多は「食(飲み物を含む)」に対し、40代・50代では「治安が良い」だった。年代が若いほど「アニメ・漫画文化」「和装(着物・浴衣など)」が好きな割合が高かった。一方で年代が高い人は、「自然が豊か」「日本人の気質・人柄」「神社仏閣」「伝統のスポーツ(相撲・柔道など)」など、歴史や日本人のメンタリティに魅力を感じる人が多い。

「日本人の性格・国民気質としてあてはまる特徴」としては、「時間に正確」(84.6%)、「勤勉」(83.8%)、「仕事が丁寧」(80%)、「礼儀正しい」(80%)「親切」(80%)などが挙がった。電車の定時運行など、時間感覚の厳しさは日本人の特徴を表している。

「日本人の特徴として好ましいもの」を聞くと、「親切」(99.4%)、「仕事が丁寧」(98.6%)、「約束を守る」(98.4%)などの回答が挙がる。一方「好ましくないもの」を聞くと、「自己主張が苦手」(73.0%)、「集団行動を好む」(53.9%)、「シャイ・奥ゆかしい」(32.2%)などが出ていた。

2020年東京五輪までに改善した方がいいこと「英語は話せる方がいい」

日本人は外国人にどこを勧めたいとおもっているのか。「外国人旅行者におススメしたい日本の観光地」を聞くと、「京都」(70%)、「富士山」(69.5%)、「鎌倉」(48.1%)、「広島」(43.6%)、「金沢」(43%)が上位を占めている。日本的な建造物が豊富で、自然がある場所が魅力だと思っていることがわかる。

2020年には東京五輪が開催され、多くの外国人の来日が予想される。「日本で改善したり対策したりした方がいいと思うこと」を聞くと、「日本人に英語が通じないケースが多い事」(70.5%)、「標識案内に英語の表記がない事」(56.9%)、「公共交通手段の利用方法(乗り方)、料金が分かりづらい事」(43.6%)などが挙がっていた。

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