2016年のMotoGPチャンピオンであるマルク・マルケスは、2016年シーズンに苦しんだエンジンの問題をホンダがまだ改善できていないと語っている。
マルケスとチームメイトのダニ・ペドロサは、ホンダが2016年から導入された共通ECUとエンジンの組み合わに苦戦したため、コーナーからの立ち上がりで問題を抱えていた。
そのため、ホンダは2017年型エンジンの開発方針を変更。シーズン終盤に新型エンジンのテストを行ったが、マルケスはさらなる改善を要求していた。
マレーシア・セパンでのオフィシャルテスト初日は9番手で終えたマルケス。テスト後に、エンジンが自らの望み通りになっているか尋ねられると「まだ望み通りになっていない」と次のように語った。
「加速と最高速を改善しようと取り組んだ。最高速は少し改善したが、加速についての問題が改善できなければパワーがあってもどうしようもない」
「明日は加速に関するテストが最も重要な仕事のひとつになるだろう」
「新しいエンジンは完全に異なったものだ。他エンジン用のあらゆるマッピングがこのエンジンではうまく機能しない。2日目もさらにこの側面でテストに取り組まなくてはいけない」