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豪州SC:バサースト・マイスター擁する名門、チーム・ボルテックスが17年マシンをアンベイル

2017年01月31日 16:52  AUTOSPORT web

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チーム・ボルテックスの新カラーを披露したクレイグ・ラウンズ
先日、VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーで『レッドブル・レーシング・オーストラリア』としてホールデン・ワークスに指定され、マシンの2017年向けニューカラーリングをお披露目したトリプルエイト・レースエンジニアリングが運営する別チーム、『チーム・ボルテックス』の新カラーを発表した。

 発表会では、シリーズ最大の祭典であるバサースト1000を6度制した“レーシング・レジェンド”であるクレイグ・ラウンズがチーム・ボルテックス・コモドアVFのアンベイルを担当し、新鮮なニューカラーリングを披露した。

 2016年は2勝を挙げたもののシリーズ4位に留まったラウンズは、『チーム・ボルテックス』への加入2年目となる今季こそ、徹底してタイトル奪還を目指して戦うと宣言する。

「2017年は昨年に学んだことをすべて使って、一貫した成績を得ることに集中したい。僕らは非常に強いチームを持っているし、昨年新たに組んだアイルランド出身のエンジニア(ジョン・マクレガー)とは本当に強固な関係を築けた」と、バサースト6勝のラウンズ。

「昨年後半のいくつかのレースで、ジョンは明らかに僕のパフォーマンスを高めてくれたし、素晴らしい仕事をした。今後は時間とともにさらに良くなっていくことは間違いないね」

 昨年まで深いグリーンのボディに真紅のアクセントカラーが入れられていたマシンはイメージを一新。純白の爽やかなボディカラーをベースに、カルテックス・オーストラリアの石油ブランドである『デルタスター』のロゴがあしらわれ、アクアブルーのアクセント部にはロゴのカモフラージュペイントも施された。

「初めてマシンを見たときは驚いた。昨年とは明らかに印象が異なるからね。マシンもスーツもすごく良いバランスでデザインされてると思うよ」と、ラウンズ。

 現在、チームのファクトリーではラウンズ車となる新たなCOTF(カー・オブ・ザ・フューチャー)規定シャシーが製造されている最中で、遅くとも2月中旬までには完成予定だという。

 これまで3度のドライバーズ・タイトルを獲得してきたラウンズも、チームの取り組みに手応えを感じている。

「これも“トリプルエイト・レーシング・スタイル”だが、今季はオフの間に3台のニューシャシーを製造すると決めたんだ」

「メンバーはやる気に満ちているし、僕らはつねに次のプロジェクトへ取り組んでいる。すべてはタイトルを取り戻すためだ」