世の中には迷惑行為を平気で行う人が存在する。このほど英ウェスト・ミッドランズ州にある病院の救命救急センター(A&E)の出入り口に、一般車両を停めるという迷惑極まりない行為をしたドライバーのニュースが英紙『Metro』で伝えられている。
20日の夜11時半頃、ウェスト・ミッドランズ州サットン・コールドフィールドにあるグッドホープ病院の緊急外来用出入り口に、シルバーのルノー・メガーヌ(フランス車)が駐車されていることに緊急医療隊員ロブ・ムーアさんは気付いた。
ロブさんはその時の様子を写真に撮りツイッターに投稿、このドライバーを批判した。夜の11時半という救命救急センターが最も忙しくなるであろう時間帯に
無神経な駐車をしたドライバーに対して「このような駐車は、緊急に処置が必要な患者の搬送を遅らせてしまうこともあるのです」とツイートした。
またロブさんは、後のツイートで「幸いなことに、この車のせいで患者への対応が遅れるということはなかったのですが、緊急用の出入り口を塞いでしまうことにより、入り口から離れた場所に救急車を停めなければならないという事態になってしまいます」とも伝えている。
ロブさんが病院で確認したところ、このルノー車によって緊急搬送された患者はいなかったそうだが「乗用車は、受付に隣接した一般駐車場に駐車するべき」と警告している。
イギリスでは、救急車搬送口には例外を除き一般車両が駐車することは法律上違反行為となる。救急車以外に、救急隊、葬儀屋、道路整備士など役所から許可を受けた業者、またはその関係者などは一時的な駐車をすることが許可されているという。
緊急医療サービススタッフは、救急車搬送出入り口をブロックしてこのような迷惑極まりない駐車をすることは、緊急を要する患者の命に関わり緊急時に訪れる消防車にも影響が及ぶことを挙げ、ドライバーに責任のある駐車をしてもらいたいと訴えている。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)