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大改革の2017年型F1マシンがマグヌッセンの“問題”を解決する糸口に

2017年01月31日 12:42  AUTOSPORT web

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2017年型マシンによるアドバンテージを語るマグヌッセン
ハースに今シーズン移籍してきたケビン・マグヌッセンは、F1に2017年から導入される新しいレギュレーションが、前世代のマシンで彼が苦慮していた最大の困難を乗り越える役に立つと考えている。 

 ハイブリッド時代の幕開けとなった2014年にF1デビューしたマグヌッセンは、今年のルール変更の背景にある、より速く、より運転を難しくという考え方を支持している。

 ハースのアメリカ拠点であるカンナポリスでインタビューに応じたマグヌッセンは、自身が攻めた運転をしがちであることを認め、この傾向が2017年のマシンに弊害をもたらすことはないだろうと語った。

「マシンに問題が起きたとき、その原因はたいてい僕が攻めすぎているせいだ。自然と攻めてしまうんだよ」

「新しいマシンはダウンフォースの少ないマシンよりも僕に合うと思う」

「楽しみにしているよ。テストは面白くなるだろうね」

「もし僕たちの予想が当たっていたら、おそらく史上最速のF1マシンになるはずだ。そうなったらわくわくするよ」

 マグヌッセンは体力的に過酷になることが予想される2017年シーズンに向け、体力トレーニングプログラムを増やしたと語った。


「冬の間にかなり強化してきた」

「この冬はもっぱらトレーニングしかしていないんだ。どこにも旅行していないし、休暇もとっていない」

「トレーニングを行うために、デンマークの自宅にトレーナーとこもっていたよ」
「マシンがどれくらい速くなるかは分からないし、身体的な要求がどれほどのものになるかもわからない。だからできるだけハードに鍛える必要があるんだ」

 マグヌッセンはデビューイヤーとなった2014年にマクラーレンでジェンソン・バトンとペアを組み、2年目となった昨シーズンはルーキーのジョリオン・パーマーをチームメイトに迎えた。そして今シーズンのハースでは、経験豊富なロマン・グロージャンと共に働くことになり、喜びをあらわにした。

「経験豊富なチームメイトの方がいいね」

「チームのためにもいいことだし、本当に学べる対象がいるというのはドライバーとしての僕にとってもいいことだ」

「去年はジョリオンからも学んだが、ロマンからはより多くのことを学べると確信している。彼はすさまじく速いドライバーだからね」