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Mr.KING、Prince、SixTONES、Snow Man、Love-tune、Travis Japan…Jr.が今アツい!

2017年01月31日 07:03  リアルサウンド

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 最近、ジャニーズJr.たちの活動が活発だ。2月18日からは『東SixTONES×西関西ジャニーズJr.SHOW 合戦』、3月24日からはJr.だけで行なわれるコンサート『ジャニーズJr.祭り』が開催され、その勢いは止まらない。「Jr.黄金期の再来」とも言われている昨今、特に人気のグループ6組の魅力を改めて考えてみたい。


(関連:キスマイに“宣戦布告”したメンバーも? 『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』の注目Jr.


■つい応援したくなる要素が詰まった:Mr.KING


 このグループは、ファンの「応援したくなる欲」を掻き立てるのが実に上手い。メンバーの平野紫耀、永瀬廉、髙橋海人の3人が真剣な表情でパフォーマンスをしている姿には思わずドキッとしてしまうことがある。しかし、一度口を開けばまだまだヤンチャな「男の子」たち。常識の斜め上を行く超ド天然の平野の発言や、思わず「かわいい」「守ってあげたい」と思ってしまう髙橋の甘えん坊ぶりで、てんやわんやだ。そして、暴走する2人をなんとかまとめようと奮闘する永瀬の姿も好感が持てる。パフォーマンス時とMC時のギャップ、3人の個性的なキャラなど、つい応援したくなる要素がたっぷり詰まったグループなのである。


■個々のポテンシャルとバランスの良さが売り:Prince


 Mr.KINGと同時期に結成されたPrince。このグループの良さは、バランスである。通常ジャニーズグループには「センター」という、絶対的エースポジションがある。しかし、Princeの場合は誰がセンターになってもまとまったグループ感が出るのだ。岩橋玄樹は女性にも負けない可愛らしさでアイドル性を振りまきつつも、ドSっぷりや根性がある一面を見せつけてくる。神宮寺勇太はナルシスト&チャラいというイメージが定着しつつも、「自分の立ち位置を考えてチャラ男キャラを作った」と発言する頭の良さも見せる。最年長の岸優太は、愛すべきおバカキャラを武器にする一方、真っ直ぐな男らしさが魅力だ。誰がセンターポジションに立ってもおかしくないという個々のポテンシャルと、バランスの良さがPrinceの武器なのだろう。


■異なる個性が集結し、一つのまとまりを生む:SixTONES


 2012年に放送された『私立バカレア高校』(日本テレビ系)に出演した髙地優吾、京本大我、田中樹、松村北斗、ジェシー、森本慎太郎によって結成されたSixTONES。彼らの魅力は「オールマイティ感」だ。歌もダンスも申し分なく、体を使ったパフォーマンスも難なくこなす。さらに一人ひとりのキャラクターがバラバラなのも良い。髙地は素朴さと優しさ、京本は中性的かつキラキラ感、田中はチャラさの中にある熱さ、松村はやや影のあるセクシーさ、ジェシーはきれいなハーフ顔とスタイルの良さを活かした王子っぽさ、森本は身体能力の高さと男らしい骨太感と、バラバラな個性を持ち合わせている。しかし、6人が集まるとまとまりが出るから不思議だ。長年一緒に活動する彼らだからこそなせるものなのだろう。


■器用さと身体能力の高さで屈指の人気を誇る:Snow Man


 ジャニーズJr.の中でも屈指の人気を誇るSnow Man。彼らの良さは、器用さと身体能力の高さだ。以前、『ガムシャラ!』(テレビ朝日系)内で、ジャニーズJr.たちが打楽器パフォーマンスであるファンカッションにチャレンジしたことがある。かなり難易度が高く、どのメンバーも苦戦しており、本番での成功率も決して高いとは言えないレベルだった。しかし、後の『JOHNNYS' World』にてSnow Manが完璧にファンカッションをこなしていたのには驚いた。彼らの器用さと能力の高さを感じざるを得ない。そんなSnow Manはダンス、アクロバット、パフォーマンスと、どれを取っても申し分がない。もはやジャニーズの舞台にとって欠かせない存在となりつつあるグループである。


■キャッチーな存在感とアイドル性の高さ:Love-tune


 Love-tuneの良さは、「キャッチーさ」ではないだろうか。まず、歌とダンスのパフォーマンスのレベルが高い。昨年『A.B.C-Z Star Line Travel Concert』に出演した際に、関ジャニ∞の「Masterpiece」を歌って踊っており、完成度の高さに感心したものだ。さらに、まず、バンド形式のパフォーマンスができるため観客を飽きさせない。楽器演奏のテクニックも持ち合わせており、『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』では、ゲストで登場したTOKIO・松岡昌宏に「(自分より)さっきのJr.の子の方が上手いよ」と言わしめたほど。さらに、Love-tuneのメンバーは容姿もキャッチーだ。全員スタイリッシュでジャニーズJr.とは思えない華やかさがある。歌良し、ダンス良し、楽器良し、見た目良し。このアイドル性の高さは、彼らの大きな武器である。


■ダンススキルの高さとキャラが生み出すギャップ:Travis Japan


 ジャニーズJr.の中でも、抜群にダンスが上手いグループと言えばTravis Japanだろう。ダンスパフォーマンスの中で見せる表情の豊かさやダイナミックな動き、華奢な体型のメンバーが多いにも関わらず迫力あるアクロバット、どれを取っても申し分ない。しかし、口を開いた途端印象は180度変わる。仲田拡輝、森田美勇人、宮近海斗はここぞとばかりにボケを連発し、スベることも恐れない。そこに七五三掛龍也のあざとさ、吉澤閑也の癒し系キャラ、中村海人の天然キャラも加わり、やりたい放題だ。そんなメンバーを川島如恵留・梶山朝日がなんとかまとめようとする様子は、Travis Japanの日常風景になりつつある。メンバーのゆるさとダンススキルの高さによって生まれるギャップが、Travis Japanにハマる理由なのかもしれない。


 ジャニーズJr.のメンバーやファンにとって、デビューできるか否かは重大なこと。しかし今、ジャニーズJr.もデビューしたグループに引けを取らないほどの人気を博し、完成度の高さを見せている。この先、デビューという線引きは少しずつ薄れてくるのだろうか。彼らの今後の活動から目が離せない。(高橋梓)