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「ギア・サーキットは最高のトラック」メルセデスF1育成のラッセル、F3マカオGPへの再挑戦を望む

2017年01月30日 20:02  AUTOSPORT web

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マカオ初挑戦でポールポジションを獲得したラッセル
メルセデスF1の育成ドライバーに就任したジョージ・ラッセルは、2016年にポールポジションを獲得したF3マカオGPへの再挑戦を望んでいる。

 16年のF3マカオGPで、初挑戦ながらポールポジションを獲得したラッセルは17年、ARTからGP3へデビューすることが決まっている。だが、ラッセルはマカオGPの舞台であるギア・サーキットに惚れ込んでおり、叶うことならもう一度挑戦し、16年に残した7位よりも上のリザルトを掴みたいと望んでいる。

「近い将来、またマカオGPに出場できるといいな」とラッセルは語る。

「ギア・サーキットは、僕がこれまで走ったサーキットのなかで最高のトラックだ。マシンの戦闘力が欠けている場合、タフなドライビングを強いられるトラックなんだけど、僕はあまり調子がよくなかった最初の予選から、このトラックを愛おしく感じていたんだ」

「信じられないほどクールなトラックだし、もう一度レースに挑むチャンスがあれば最高だね。16年の経験をふまえて、勝利を争えるはずだよ」

 ラッセルは、16年に初のマカオGPで獲得したポールポジションは、14年に受賞したマクラーレン・オートスポーツBRDCアワードに匹敵するほど印象的な出来事だったと語る。

「僕はマカオGPに、本当に多くの力を注いで挑んだんだ。だから、ポールを獲得した瞬間は信じられない気分だった。グリッド上位の顔ぶれはマカオ経験者ばかりだったからね」

 だが、ラッセルの現実的な目標は17年のGP3での勝利であり、マカオGPとほぼ同時期に開催される予定の最終戦アブダビで、タイトル争いに集中する必要が生じるだろう。

 16年のGP2に参戦したアントニオ・ジョビナツィと、GP3に参戦したアレックス・アルボンのふたりもマカオGP再挑戦への希望を口にしていたが、彼らはタイトル争いを展開していたためにマカオGP参戦を断念し、アブダビでの最終戦を優先している。