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MotoGP:スズキライダーとして初登場のイアンノーネ、マシンは「僕に合っている」

2017年01月30日 15:12  AUTOSPORT web

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スズキライダーのアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンス
2017年シーズンをスズキで戦うアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスが、29日にマレーシアで行われた発表会に登場。今季の意気込みを語った。

 イアンノーネは、13年に最高峰クラスに昇格。15年から2年間、ドゥカティのファクトリーチームに所属し、16年の第10戦オーストリアGPでMotoGPクラス初優勝を挙げた。17年はスズキに移籍して最高峰クラスに挑む。

 発表会で初めてスズキのウェアを身にまとって登場したイアンノーネは「バイクの第一印象はとてもよかった」と次のようにコメント。

「僕たちはよい仕事した。バイクはとてもスペシャルで、シャシーはとてもいい。僕のライディングスタイルに合っていると思う」

「チームは家族のようで、ガレージのみんなはいつも笑顔が絶えない。これはライダーにとって重要なことだ」

「このクラスで勝利を挙げることはとても難しい。多くのファクトリーとライダーが参戦するが、僕たちはスズキと共にベストをつくす。将来、僕たちは勝利を挙げられることを期待する」

 イアンノーネのチームメイトとなるアレックス・リンスは、20歳のスペイン人ライダーだ。12年にMoto3クラスでデビューし、15年にMoto2クラスへ昇格。Moto2初年度から2勝を挙げ、ルーキーオブザイヤーを獲得した。16年はランキング3位でシーズンを終えた。

 リンスはバレンシアテスト中に転倒し、胸椎の第8と第12に損傷したが、発表会では「バレンシアテストでの転倒による背中の痛みはもうないから、新たなプロジェクトをスタートさせる準備がある」と語っている。

「(Moto2からMotoGPへの)乗り換えは簡単ではない。バレンシアでは大きなエネルギーを感じた。速く走ることは簡単ではないから、ハードワークが必要だ」

「一番重要なことは、このスタートにワクワクしていること。ピットに入ったときは、家族のような印象を受けた。クラッシュした後もみんなが心配してくれ、病院まで来てくれた」

「ここに居ることが幸せだ。今年は学びたい。速く走りたい。経験を積みたい」