フォース・インディアは、仮にメルセデスがF1で代役ドライバーを必要としたとしても、新たに契約したエステバン・オコンを手放すことは無いだろう。
メルセデスの育成ドライバーのオコンは、2017年よりフォース・インディアと2年間の契約で、ルノーへ移籍したニコ・ヒュルケンベルグの後任を務める。
メルセデスが代役ドライバーを必要とした場合、メルセデスはオコンをその任期中に呼び戻すことはできるかとの問いに、フォース・インディアのチーム副代表のボブ・ファーンリーは次のように答えた「絶対あり得ない」
「オコンは、2年間フォース・インディアのドライバーだ。それだけだ」
「彼をメルセデスのドライバーのひとりに置き換えることはできない。だが、もし彼らがオコンをテストしたいと希望するのであれば、私は喜んで彼にそうさせるだろう」
オコンとメルセデスの関係により、フォース・インディアとの契約が短期間となる可能性がある。しかし、ファーンリーはそれがオコンと契約することの欠点であるという意見を一蹴した。
「我々が2年間オコンを獲得したポジションに、(他のチームと関連しない)他のドライバーを迎える状況もあるかもしれない。そうすれば、オコンは移ることを決意するだろう」とファーンリー。
「チームとドライバーを抱えていたら、双方の視点からパフォーマンスを最適化しなければならない」
「もしトップを走っているなら、彼らが(チームを)変えたいという要求は抑えるだろう」
オコンは、2016年F1シーズン後半にメルセデスによりマノーへ配属された後、9戦に出場した。彼は、2017年F1新車に必要な条件を満たすために、自身のトレーニング方法が大幅に変更されたと述べた。
「僕はトレーニングキャンプに2カ月間通っている。たくさんのトレーニングがあるんだ。だから、シーズン最初のレースが始まるころまで家には帰れないよ」とオコン。
「一日一日がめちゃくちゃ長いよ。朝9時から夜9時まで、トレーニングの強烈さも2倍だよ」
「マシンの扱いがすごく難しくなるだろうから、トレーニングでは筋肉をつけることと、体重を増やすことが必要なんだ」
「コーナーがめちゃくちゃすごくて、ものすごく速くなってきている」
「予選でしか見られなかったスピードをカメラが捉えるから、今後いつでもスピードを確認できるようになる」
「だけど、レースは楽しくなくなるだろうね。オーバーテイクがより難しくなるだろうし、チャンスも少なくなるかもしれない」