フォードのパフォーマンス・ディレクターのデイブ・ペリカックは、フォードがインディカーへの復帰を計画しているという噂を否定した。
27日にデイトナで取材を受けたぺリカックは、復帰の話はあるが根拠のないものだと主張している。
「復帰するという噂があるね。でも、それはクレイジーさ。我々がインディカーに戻る計画はないし、それをするつもりもないと言うことができる」
「インディカーは楽しいよ。そこへ行ってレースをすることは素晴らしいことさ。でもそれが我々がやる理由にはならない。我々のモータースポーツでやっていることの中心ではないんだ」
インディ500では、1995年にジャック・ビルヌーブが、1996年にバディ・ラジアーがフォードエンジンを使用し勝利を挙げている。
ぺリカックは、フォードがフルサポートやワークスで参戦するプログラムは、GTや世界ラリー選手権やラリークロスといった直接的に市販車に影響を与えるものだけと説明する。
「我々はトラックでテストし、技術を改善し市販車に戻している」とぺリカック。
「うまくいっているよ。GTだけじゃなくほかのプログラムもね。レースを使って、フォード全体を磨き、フォードについて知ってもらう。我々の技術力をね。とても効果的だ」
「GTプログラムは、我々が実際に販売しているクルマと人々が関連しているところがクールなんだ。触れることができないものではなく、人々が関連付けることができる。それが我々にはとっても重要なことだ」
「ただレースに参戦することを望んではいない。クルマへの直接的な転換がなければ、お金と時間、労力を費やすつもりはない。我々は、レースをテストベッドに使っているんだよ」