あァやっちまった!と後で嘆いても、使ったお金は返ってこない。しかし、生きてたら誰しもが経験するであろうお金にまつわる失敗。買わなきゃよかったアレコレや、契約するんじゃなかったアレ。先日のガールズちゃんねるで「後悔したお金の使い方」というトピックが立つと、多く人のエピソードと自責の念が集まった。(文:みゆくらけん)
後悔したお金の使い道として特に多数の声を集めたのが、エステ・脱毛・整形など美容系だ。女性向け掲示板ならではだが、
「O脚治したくて大金払って骨盤矯正に通ったけど何も変わらなかった」
「12万かけてVIO脱毛したけど14回行っても全く毛が無くならなかった」
「昔流行った耳つぼダイエットに26万。全然痩せてない」
など挙げればキリがない。
「購入した新築マンション。頭金800万入れて5年後に売った」
美容系は一回ポッキリの都度払いではなく、高額なコースを契約することも多いため、悔しい気持ちもひとしおなのだろう。また、ギャンブルへの投資も無意味どころか後悔する結果になることが多いようで、
「パチンコ。負ける→取り返そうとまたパチンコへ→負ける→取り返そうとパチンコへ。 負のルーティン 本当に無駄!」
と過去の自分を呪っている人もいる。
他に多かったのは恋愛系。「付き合ってた男に貸してたお金」「不倫相手とのデート代」など。既婚者と知らずに付き合って、割り勘(もしくは自分が奢る)デートを重ねていた女性の後悔は凄まじく、「本当金をドブに捨ててたわ!」と怒り心頭だ。「どんな経験もお金で買えない価値がきっとあるよ」と慰めてあげたい。
大きな買い物で失敗したものでは、やはり不動産だろう。
「購入した新築マンション。頭金800万入れて5年後に売った。売ったにしても全額支払わないといけない」
「3500万円、35年ローン。後悔してる。他のみんなの書き込みがカワイく見える」
など、やはり金額の大きさと比例して後悔も深いようだ。購入する時は慎重になり過ぎるぐらいで丁度良いのかも。
お金のことで後悔しても仕方ない、勉強だと考えて前向きに
しかし、そうは言いながらも、どちらかというと「いずれどんなことも自分の血肉になる」と考える筆者。無意味だったりバカな使い方をしたと思うことでも、人生勉強代だと考えれば前向きに捉えることができる(莫大な金額での失敗は怖いですが)。
気づけばお布施状態になっているスポーツジムへの月会費は「思い立ったらいつでも運動できる権利」だと考え自分を許しているし、せっかく買ったのに使わないまま有効期限が切れ無効になったエステチケットは「自分のだらしなさ具合」を再確認し気を引き締めるいいキッカケになったはずだ(と思いたい)。
酒なんかしょっちゅうで、記憶がない中で頼んだワインボトルなど、結果的にはただ散財し二日酔いになるための毒でしかないが、それでもその瞬間楽しかったのかもしれないからまァしょうがない。
要は、人生を棒に振るほどの失敗でない限り、お金のことで後悔しても仕方ない。失敗を繰り返し、上手な生き方を身体で覚えていくしかないのである。しかしそんな筆者でも、スレッドに寄せられた
「独身時代、毎日タクシーで通勤していた事」
という書き込みには「バブリーでしたね」を通り越して唖然としてしまう。また他に、
「スキンヘッドの旦那のコンディショナーとトリートメント」
というものも、意味がわからない。毛が無い旦那に要求されるままに、現在進行形で高いものを買い続けている奥さんは「むしろシャンプーも勿体無いのに」と呆れているが、「安いのだとツルツル感が違うんだ」との本人のこだわりを受け、無駄金だと感じながらも夫婦仲キープを優先しているという。ツルツル感て、地肌のか?