2016年8月24日に発生し、298人が亡くなったイタリア中部地震。この地震が起きた後、すぐにスーパーGT500クラスに参戦するイタリア人ドライバー、ロニー・クインタレッリとアンドレア・カルダレッリのふたりが支援プロジェクト『PRAY FOR ITALY』を立ち上げたが、日本からの多くの支援がPRAY FOR ITALYを通じてイタリアのアマトリーチェに届けられた。
16年8月のイタリア中部地震の直後、クインタレッリとカルダレッリのふたりはすぐさま行動を開始した。長年日本でキャリアを積んでいるクインタレッリは、2011年3月の東日本大震災の際にも、被災地支援のプロジェクトとしてチャリティ活動団体『ITALIANS for TOHOKU』を立ち上げ活動してきた。今回は逆に、日本からイタリアを支援するべく、PRAY FOR ITALYという支援プロジェクトを立ち上げたのだ。
日本のモータースポーツ界を中心に大きな支援がPRAY FOR ITALYのもとに集まったが、1月21日、その集まった寄付金をもとに、自身で大きな被害を受けたアマトリーチェ市のセルジオ・ピロッツィ市長に、ピックアップトラックが1台贈呈された。
このピックアップトラックは、ピロッツィ市長からの要望に応えたもので、一刻も早く街が元の姿に戻るために使われる。21日の贈呈セレモニーにはピロッツィ市長、在イタリア日本大使館の山内弘志次席公使、ITALIANS for TOHOKUとPRAY FOR ITALYの事務局長を務める服部浩巳さんの3人が出席。『PRAY FOR ITALY』、『GRAZIE GIAPPONE(ありがとう日本)』のボードとともに写真に収まった。今回贈呈されたトラックにもステッカーが貼られる。