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藤井道人監督作『光と血』6月より公開へ 「生き辛い“今”にどう光を見出すか」

2017年01月26日 20:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『光と血』(c)2017 BABEL LABEL

 藤井道人監督作『光と血』 が、6月3日より公開されることが決定し、あわせてティザービジュアルと特報が公開された。


参考:動画はこちら


 本作は、『オー!ファーザー』『7s/セブンス』の藤井監督が、長年撮りたかったテーマを自主映画体制で手がけた喪失と再生の物語。被害者になった者と加害者になった者、大切なものを失った人たちの運命が絡み合い、交差し始める模様を描く。


 このたび公開されたティザービジュアルは、「なぜ私たちは、失わなければならなかったのかー」というキャッチコピーとともに、鋭い表情の打越梨子と、喪失感漂う世良佑樹が捉えられている。


 一方の特報には、いじめらっれ子を守る女子高生、3年間の交際を経て恋人と婚約した青年、被災地にボランティアへ通う姉弟たちが、幸せそうな日々を過ごしているシーンから一変、何者かによるレイプ、無差別連続殺人事件、交通事故など予期せぬ悲劇に巻き込まれていく様子が収められている。


■監督コメント
当初本作は『無辜の血』というタイトルで制作が始まりました。無辜とは、“罪のない人”という意味です。
テレビでドキュメンタリーを見ていた時に、戦場ジャーナリストの方が使っていた言葉です。罪のない人々から流れる血…。当時、僕は感覚的に「今これが撮りたい!」と強く感じたことを覚えています。
制作過程の中で、本作が持つ“光”の部分にフォーカスした作品になっていき、タイトルも『光と血』という名前に変わっていきました。
人々が生き辛い“今”にどう光を見出すか、その深部に強く刺さるような力強い作品を目指して作りました。


(リアルサウンド編集部)