カル・クラッチローは、1月30日から始まるセパンでのオフィシャルテストで、ホンダがどのようなマシンを用意してくれるのか予想がつかないという。
ホンダは2016年シーズン、エンジンと共通ECUの組み合わせで苦戦していた。そのためクラッチローは、RC213Vは「乗りこなすのが難しかった」と語っている。
この問題点を改善するために、ホンダは2016年シーズンの終盤で2017年型エンジンのテストを実施。点火順序をスクリーマー型からビッグバン型へ変更した。
そして、1月30日からマレーシア・セパンでオフィシャルテストがスタートするが、クラッチローはそこで何を試すべきか見通しが立っていないという。
「改善できると感じたことはたくさんあるし、昨年ホンダは多くのことやってきた」とクラッチロー。
「もちろん彼らが行っている計画は大体分かっているけど、マレーシアのテストではどんなバイクか確認しなきゃならないだろうね」
「彼らには豊富な知識があるんだ。それらすべてをまとめて、誰もが乗ることができるバイクを作るだけだよ。最終的にホンダはそういうバイクを作るだろうが、今年できるのかどうか僕には分からない」
「マレーシアのテストが最終的なものではないと分かっているけど、このテストがカタール(最終テストと開幕戦の会場)でもっとも影響してくる」
また、クラッッチローは1月24日にロンドンでロイヤルオートモービルクラブ(RAC)からトレンス・トロフィーを授与した。
この賞は、毎年の渡されるものではなく、RACが「国際的なモーターサイクルスポーツイベントにおける非常に優れたスキル」と判断したライダーに贈られるものだ。