1月19~22日に開催された世界ラリー選手権(WRC)第1戦モンテカルロのRGTクラスにロマン・デュマが参戦。自身が所有するポルシェ911 GT3 RSでクラス優勝を飾った。
2004年からポルシェのワークスドライバーとして活動、16年のル・マン24時間耐久レースでは総合優勝を果たしているデュマは、サーキットレース以外にもさまざまなカテゴリに挑戦している。
15~16年はパイクスピーク・ヒルクライムに参戦し総合優勝を飾っているほか、13年のパイクスピークではルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。また、17年1月2~14日に行われたダカールラリーでは、自身最高位となる総合8位フィニッシュを成し遂げた。
そんなデュマは、コドライバーのジル・ド・テュルクハイムとともに、自身2度目のラリー・モンテカルロへ挑戦。生産されているGT車両ベースのマシンで争われるRGTクラスで、ライバルのアバルト124勢を退けてクラス優勝を手にした。
「まるでカミソリの刃の上を走っているような、わずかなミスが命取りになる非常に難しいラリーだった」とデュマ。
「14のスペシャルステージのうち13ステージが雪と氷に覆われていた。コースアウトしないよう、きわめて慎重な運転が求められたよ」
「そんななか、僕たちはポルシェ911 GT3 RSを無事にフィニッシュさせることができた」
「困難の多いラリーだったけど、大いに楽しめた。もちろん、ラリー・モンテカルロへの挑戦を、これで終わりにするつもりはないよ」