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アウディが商品改良された新A3/S3を発表。国内レース活動にも触れる

2017年01月26日 16:42  AUTOSPORT web

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商品改良され発売されることになったアウディA3スポーツバックと、アウディジャパン斎藤社長、アンバサダーとして登場した女優の田丸麻紀さん
アウディジャパンは1月26日、東京都内で記者発表会を行い、市販モデルのアウディA3/S3を商品改良して発売すると発表した。

 アウディA3シリーズはセダンとスポーツバックの2タイプのボディをもつ、アウディ不動のベストセラーモデル。日本国内でも重要な販売の柱となっており、スポーツバージョンであるS3はBTCCイギリスツーリングカー選手権で、そしてハイパフォーマンスモデルのRS3はTCR用アウディRS3 LMS TCRのベースモデルとして活用されるなど、モータースポーツとも関係が深い。

 そんなA3シリーズが商品改良され、1月26日から全国のアウディ正規ディーラーで発売されることになった。新型A3/S3は外観ではシングルフレームグリルやバンパー、ヘッドライト、ディフューザー等のデザインが変更され、スポーティな印象を強調している。

 また、パワートレーンではquattro搭載モデルに従来の1.8 TFSIエンジンに代わり、『Bサイクル』と呼ばれるアウディ独自の燃焼方式を採用した新しい2.0 TFSIエンジンを搭載。高効率でパワーと燃費を両立させている。また、Sトロニックミッションも従来の6速から7速にグレードアップされた。

 操作面・機能面では、すでに他のアウディ車に搭載されて好評を得ているフルデジタル多機能ディスプレイ『バーチャルコクピット』が選択できるようになったほか、アウディスマートフォンインターフェイスも使用可能に。アダプティブクルーズコントロールも全グレードに標準化された。

 この日のアウディA3/S3の発表会では、同時にアウディジャパン斎藤徹社長による年頭のあいさつが行われ、今年はこのA3をはじめ、新たなモデルレンジとなるコンパクトSUVのQ2等を含む4モデルを投入し、販売の向上を目指すと語った。Sモデル、RSモデル等を含めると19モデルが予定されているという。

 また、モータースポーツでは2016年に日本でも展開し始めた『アウディスポーツ』ブランドのイメージを高めるべく、スーパーGT300クラスのアウディR8 LMS、スーパー耐久に投入するアウディRS3 TCRについても触れ、「レースは技術のみならずチャレンジ精神を磨く場所」として今後もモータースポーツを重要視していく考えを示している。