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BTCC:ホンダのサテライトチームに参戦5年目の若手が移籍

2017年01月26日 16:22  AUTOSPORT web

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WSRからの移籍を決めたジャック・ゴフ
BTCCイギリス・ツーリングカー選手権で、2016年シーズンにウェスト・サリー・レーシング(WSR)のBMW 125i Mスポーツをドライブしたジャック・ゴフが移籍を決断。17年はユーロテック・ホンダのシビック・タイプRにスイッチすることとなった。

 ホンダのワークスチームであるチーム・ダイナミクスと並んで、シビック・タイプRで戦うユーロテック・レーシング。サテライトチームということもありマシンの心臓部であるエンジンは、BTCCオーガナイザーのTOCAが用意するスウィンドン製の共通エンジンとなっている。

 現在25歳のゴフは15年にワークスチームのMG6をドライブして優勝した経験もある。しかし昨年所属したWSRではシーズン11位に終わっており、今季はチームオーナーのジェフ・スミスとともに心機一転、このシビック・タイプRでBTCCの5シーズン目を戦うこととなる。

「まだBTCCのキャリアは短いけれど、その間に成功しているチームと関わってきた。今回、ユーロテック・レーシングと出会えたことも幸運だ」とゴフ。

「2017年にチャンピオンシップを勝ち取るべく戦う、大いなるチャンスを得られた」

「このマシンは実績のある“ウイニング・カー”で、ゴードン(・シェドン)は過去に2回の選手権タイトルを獲得している」

「(チーム・ダイナミクスのホンダ製ではなく)スウィンドン・エンジンという違いはあるけれど、2017年の共通エンジンは開発が進んでいて、パワーも充分だと聞いているから、とても競争力のあるパッケージだと思う」

 昨シーズンのユーロテックは不本意なシーズンを過ごしており、チームのルーキーで序盤3戦にエントリーしたダン・ロイドは、2度のフロントロウとトップ10フィニッシュを獲得したが、スポンサー問題によりシリーズ後半戦からの撤退を余儀なくされた。

 さらに、もう1台のマシンをドライブしていたマーティン・ディーパーは、先日モーターベース・パフォーマンスへの移籍を発表。チームは新たに若いドライバーの獲得を模索していた。

「我々の目標は2台目のマシンに才能ある若手に座ってもらうことだった。それが実現できてうれしいよ」と語るのは、チームオーナー兼ドライバーのジェフ・スミス。

「ジャック(・ゴフ)の才能は疑いようがないし、ホンダのレーシングクラフトが我々の戦いを後押ししてくれる」

「マシンにチャンピオンシップを勝ち取るパフォーマンスがあることは明白で、開幕戦のブランズハッチから表彰台に上がるつもりだよ」